気になる本、おススメの本を紹介

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『知って得する 日本語なるほど雑学』言われてみれば気になる日本語とは?

『知って得する 日本語なるほど雑学――言葉の奥深さにワクワクがとまらない本!』(著:雑学おどろき学会)

『知って得する 日本語なるほど雑学――言葉の奥深さにワクワクがとまらない本!』(著:雑学おどろき学会)

三笠書房より『知って得する 日本語なるほど雑学――言葉の奥深さにワクワクがとまらない本!』(著:雑学おどろき学会)が刊行されました。

 

大人の会話に役立つネタ満載!──わかってそうで、わかっていなかった

本書では、日本語について、意外に知られていないウンチクを含んだ言葉や、つい誤用しがちな言葉、知っているとちょっと自慢できる言葉などを選りすぐって紹介しています。

 
◎「笑いすぎてはらわたがよじれる」はどこが間違い?
◎「したり顔」を知ったかぶりと思っていると恥をかく
◎「なさぬ仲」とはどんな意味?
◎「若干35歳で社長に抜擢された」はどこが間違い?
◎「孫の手」、正しくは「麻姑の手」ってホント?
◎「牛を引く」「馬を追う」は間違い。正しくは?
◎「流れに棹さす」は流れに逆らうわけではない?

…などなど、スキマ時間に読むだけで、教養がぐんぐん身につく一冊です。

 

本書の構成

1章 本の「さわり」とは冒頭のことじゃない?
【正しいようでやっぱりヘンな日本語】
・さわり…話の冒頭のことだと思っていると話のつじつまが合わなくなる
・やぶさかでない…できない相談にこれで答えると後で大変な目に遭うかも
・気の置けない…油断がならないという意味で使っているならまったく逆だ
など

2章 「流れに棹さす」は流れに逆らうわけではない?
【決まり文句でビシッと決めたい日本語】
・ 下手の考え休むに似たり…「下手な考え休むに似たり」では、わかったようでわからない
・寸暇を惜しんで…「寸暇を惜しまず」勉強した人の成績は最悪だった!
・袖振り合うも他生の縁…「袖振り合うも多少の縁」は多少とはいえ誤りは誤り
など

3章 「なさぬ仲」とはどんな意味?
【大人なら知っておきたい日本語】
・忸怩たる思い…「恥ずかしい」のに「悔しい」の意味に勘違いしてはいけない
・錦上華を添える…「枯れ木も山の賑わい」とパーティに招待するのはいかがなものか
・すべからく…「日本人はすべからく桜の花には思いを寄せる」の恥ずかしいミス
など

4章 「滅相もございません」は間違い、正しくは?
【人前で間違ったら恥をかく敬語・丁寧語】
・師事してきました…「私は十年間、先生のおそばで私淑してきました」と言われては先生も困る
・お渡しください…「これをお子さんに差し上げてください」と言っては親の立場がない
・責任は負いかねます…「取り扱い不注意による故障の責任は負いかねません」ではマズイのだ
など

5章 始まったばかりの戦いは「初戦」ではなく、何という?
【似たもの言葉に気をつけよう】
・あくが強い…いくら馴染みにくい性格といっても、「悪が強い」ではない
・けんもほろろ…「剣もほろろ」だったら剣がボロボロのありさまのようだ
・つましい生活…「つづまやかな生活」はあっても「つつましい生活」はない
など

6章 「牛を引く」「馬を追う」は、どこが間違い?
【言われてみれば気になる日本語】
・茶道…「ちゃどう」「さどう」、どちらも正しいなんて、そんな「無茶」な!
・牛を追う…「牛を引く」人は牛を知らなさすぎる
・鳥肌が立つ…感動したときにコレが立つと言う人がいるが、感動したときには立たない
など

7章 「生蕎麦」はナマソバでなく何と読む?
【意外に知らない日本語アレコレ】
・生蕎麦…「昼飯はナマソバにしよう」と言われてもそんな食べ物はないのだが
・脆弱…「そんなキジャクな神経で、この仕事が務まると思うのか」では意味不明
・手のひらを返す…「きびすを返すように冷淡になった」では嘆いている感じがしない
など

8章 「天地無用」は逆さまにしても大丈夫ってホント?
【ウッカリ間違えやすい四字熟語】
・傍目八目…「はためはちもく」でもなければ「そばめはちもく」でもない
・君子豹変…おとなしいA君がお酒を飲んだら「君子豹変」で大暴れでは困りもの
・五里霧中…日本語は難しい、と「五里夢中」で夢うつつになっては困る
など

 

著者プロフィール

著者の雑学おどろき学会(ざつがくおどろきがっかい)は、世の中で起こるあらゆる現象を好奇の目で見つめ、「誰もが知っていることをもっと深く」分析し、「なんでもない話の裏にある意外な真実」などをこれまでにない視点から眺め、わかりやすく解説している執筆集団。

著書に『幕末・明治維新が10倍面白くなる人物伝』、同じメンバーによる「日本語雑学能力協会」名義で『日本語おもしろ雑学練習帳』『知ってるようで知らない語源クイズ』(以上、新講社)がある。

 

 


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