『一生モノの物理学』京大名誉教授×灘中・灘高クラスを指導する物理講師が贈る「文系でもわかるビジネスに効く教養」

鎌田浩毅さん・米田誠さん共著『一生モノの物理学 文系でもわかるビジネスに効く教養』

鎌田浩毅さん（京都大学名誉教授）×米田誠さん（関西大手予備校研伸館の物理講師）共著『一生モノの物理学 文系でもわかるビジネスに効く教養』が祥伝社より刊行されました。

理系嫌いのビジネスパーソンに贈る「物理学び直しの書」

大学受験で文系を選択した人にとって 理解が難しい世界――「物理」。
しかし、家電が動くのも、飛行機が飛ぶのも 病気を発見できるのも、部屋の明かりがともるのもすべて根底には物理学が存在しています。

 
それだけ社会の根底理論となっている「物理」を知らないことは、ビジネスパーソンにとって大きな損失ではないでしょうか？

そこで「京大名誉教授」×「関西大手予備校・研伸館講師」という教えるプロがタッグを組み、”「物理が苦手」な人のための物理の本”を制作。日常の中にある技術に活用されている物理の世界をわかりやすく伝授します。

 
著者の一人、鎌田浩毅さんは、科学の伝道活動を展開し、『一生モノの勉強法』等のヒット作を多数持つ長年京大人気№1教授。
もう一人の著者の米田誠さんは、三菱重工業で設計業務を担当後、教育者として関西の大手予備校「研伸館」で東大・京大・医学部志望の受験生や、灘中学・高校の生徒のクラスを指導する物理の専任講師です。

 
この二人の「教えるプロフェッショナル」が、ビジネスパーソン向けに執筆した本書は、医療や日常の中にあるテクノロジーを題材にしながら、そこに使われている物理学の法則や、その分野の発展に貢献した人物たちについて、平易に解説をしています。

 
巻末の「特別講義」には、物理をはじめとした理系科目の学び直しについて、どのように進めれば挫折をしないのかについても提示しています。

「学生時代に理系が苦手なために文系に進んだけれど、後悔している」
「科学技術に使われている物理について少しくらいは理解しておきたい」
という方におススメの一冊です。

日本人の物理の知識は「中卒」レベル!?

日本人の物理嫌い・物理離れは受験にも表れています。

令和3年度の「大学入学共通テスト（旧センター試験）」では、理系であっても物理受験者は4割弱。国公立文系にいたっては「物理基礎」を受験科目に選択したのはわずか1万9094人しかいませんでした（生物基礎10万3074人／化学基礎10万3074人／地学基礎4万4320人）。

 
日本では、大学を卒業した学士であっても、高校内容の物理をある程度理解できている人は半分にも満たず、特に文科系出身者の物理知識はなんと中学生止まりなのです。

医療や日常の中にある科学技術をテーマに、そこで使われる「物理法則」を基礎から説明！

物理の進歩とテクノロジーの発展に貢献した偉人たちも、あわせて紹介！

著者プロフィール

 
■鎌田浩毅（かまた・ひろき）さん

1955年生まれ。東京都出身。東京大学理学部卒業。

通産省主任研究官、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学名誉教授および京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。

著書は『100年無敵の勉強法』(ちくまQブックス)、『理系的アタマの使い方』(PHP 文庫)、『新版 一生モノの勉強法』(ちくま文庫)、『火山噴火』(岩波新書)、『地球の歴史』(中公新書)、『一生モノの英語勉強法』(吉田明宏さんとの共著、祥伝社新書)などのほか、研伸館との共著に『一生モノの受験活用術』(祥伝社新書)がある。YouTube「京都大学オープンコースウェア」で「京都大学最終講義」動画を公開中。

 
■米田誠（よねだ・まこと）さん

1977年生まれ。兵庫県西宮市出身。大阪大学大学院修了(修士[工学])。

三菱重工業株式会社での設計業務を経て、現在関西の大学受験予備校「研伸館」にて物理の学習指導に携わる。東大・京大をはじめ、難関大学志望の高校生や灘中・灘高の学校準拠クラスを指導するなど、幅広いレベル・学年の講座を担当。イメージに頼らず、基礎から体系的に知識・論理的思考力を構築していく指導をモットーとする。

YouTube「研伸館オンライン」チャンネルにて、「物理のワンポイント講義」動画を公開中。鎌田浩毅ん・研伸館共著の『一生モノの受験活用術』(祥伝社新書)にて物理の記事を執筆。

一生モノの物理学 文系でもわかるビジネスに効く教養 鎌田 浩毅 (著), 米田 誠 (著)