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『フジコ・ヘミング 永遠の今』日常をこよなく愛する孤高のピアニストが「今」を語り下ろした珠玉の言葉たち

フジコ・ヘミングさん著『フジコ・ヘミング 永遠の今』(CCCメディアハウス)

フジコ・ヘミングさん著『フジコ・ヘミング 永遠の今』(CCCメディアハウス)

フジコ・ヘミングさん著『フジコ・ヘミング 永遠の今』がCCCメディアハウスより刊行されました。

 

「若いときよりも、いまのほうが、だんだんよくなってきていると思う……」

人生は苦しいときのほうが多い。
自分の中にある幸せをみつけていけば
生きやすくなるんじゃないかしら。

 
無国籍者として貧困と孤独の半生の後、60歳代後半で再び世界に見出されて以来、今なお世界各国で演奏活動を続けているフジコ・ヘミングさん。

その精神を支えているものは何か。
高齢を迎えた現在もひとり暮らしを続け、日常生活のなかにも独自の世界をもちながら(インテリア、ビーズ、刺繍、ファッション、イラストetc.)「今」を生きる――日常をこよなく愛する孤高のピアニストが「今」を語り下ろした珠玉の言葉たちを収録。撮りおろし写真50点以上、本人筆のイラストも掲載されています。

 

本書の構成

 
Ⅰ あんなこと こんなこと
ドキドキ
紅茶の思い出
甘口のお酒
ベジタリアン
じゃがいものスープ
いつも三人で三等分
水曜日のチョコレートボンボン
ルーマニアのグラス
カットフルプルファー
歌う犬
船に乗って
車と自転車
私の生きがい
学校をさぼって
小さなノートには
遠い思い出

II 自分らしくあるために
10年かけて
自分らしく住む
家も作品のひとつ
不思議な体験
思い出のクリスマス
いろんなところに住む
下北沢のお家
ストーリーのある物
カリスマ性
ステージ衣装
バスに乗って
リメークのたのしみ
針と糸で
金賞の札
道具のこだわり
私の宝物(鳥のおもちゃ/扇子/ピアノ演奏会のプログラム/バーンスタインからの手紙/捨てられないもの)
私のおしゃれアイテム(ブレスレット/髪飾り/レース/バッグ/携帯電話/マスク/マリリン・モンロー)
オリジナル
本物が見たい
煙草

III いつもピアノとともに
ブリュートナーのピアノ
ピアノの先生
まわり道
暗譜
『ラ・カンパネラ』
雨に濡れるチューリップ
何度も何度も
練習
ショパンに恋して
音の響き
家族のこと(母と娘の関係/母のこと/父のこと/新しいお父さんは、ごめんだ/弟のこと)

IV 人生は素晴らしいけど、ラクなものじゃない
それが愛
告白
結婚とは
恋をするって
自分ひとりなら
初恋のはなし
孤独について
微妙な価値観
一晩中歩いて
悪い行い
小さきものたち
殺すなかれ
聖書のことば
神様は、神様だから
大事なことは
人間の立派さとは
空想の世界
信仰の力
誰も知らない街で
心の支え
心ひとつで

 

著者プロフィール

著者のフジコ・ヘミングさんは、スウェーデン人の父と日本人の母のもとベルリンに生まれる。

ピアニストでありながら聴力を失うアクシデントに遭遇。日本帰国後の1999年、NHK「フジコ あるピアニストの軌跡」で大反響を呼び、デビューCD「奇蹟のカンパネラ」が200万枚を超える大ヒット。以降、今なお世界各国で演奏活動を続けている。

 

フジコ・ヘミング 永遠の今
フジコ・ヘミング (著)

 


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