『スタンフォード大学に3人の息子を入れた 賢い頭としなやかな心が育つ 0歳教育』アグネス・チャンさんが学び、実践した「頭が良くなる赤ちゃんの育て方」
アグネス・チャンさん著『スタンフォード大学に3人の息子を入れた 賢い頭としなやかな心が育つ 0歳教育』がディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。
アグネス・チャンさんによる、頭が良くなる赤ちゃんの育て方
歌手として有名なアグネス・チャンさんは、3人の息子を米国有名大学であるスタンフォード大学に入学させ、自身も同大学で教育学の博士号を取得するなど、熱心に教育に取り組んできました。
本書では、アグネスさんが学び、実践してきた赤ちゃんの育て方にフォーカスをあて、子どもの才能を最大限に引き出す育児法を紹介しています。読んだその日から始められる、簡単なアイディアが満載の一冊です。
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教育の基本は0歳から
「0歳教育」と聞くと、「そんな早くから教育ってできるの?」と不思議に思う方も多いかもしれません。
本書で言う「教育」は「子どもがもともと生まれながらにして持っている才能や可能性を最大限に伸ばすこと」であり、頭脳はもちろん、心、体、すべてを伸ばしていくことと考えます。
そう考えると、乳幼児期は教育の最も大切な時期です。
本書では、妊娠してから12カ月までの育て方を紹介していきます。
アグネスさんが大学で学んだ知見と、自身の子育ての体験をもとに、賢く、心身ともに丈夫な子に育てるために、乳児期の育児法を数多く紹介しています。
◎見る、聞く、触る、味わう・・・様々な感覚を刺激する。
◎たくさん話しかけ、歌ってあげる。
◎笑ったり、驚いたり。お世話をする時は、表情を大袈裟にする。
◎目に見える様々なものの名前を口にする。「これはウエットティッシュ。濡れているね」「これはペーパータオル。乾いているね」など。
◎行動しながら、何をしているか口にする「ママは今、ドアを開けるよ」「今、明かりをつけるよ」など。
◎赤ちゃんの手の指を刺しながら「ひとつ、ふたつ、みっつ」と数えてあげる。
◎くすぐることで予測力を鍛える
◎「どうしましょう?」と赤ちゃんに相談する
◎英語を音楽のように聞かせる
…など
本書「はじめに」より
教育の基本は、0歳から始まります
「0歳教育」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
「 0歳から教育なんてありえない!」
「そんな早くから教育ってできるの?」
そう思う人もいるかもしれませんね。
もしかしたら、そう思っている人は「教育=勉強」と思っているのかもしれません。 教育はいろいろな意味を持つ言葉です。
私は、子どもがもともと生まれながらにして持っている才能や可能性を最大限に伸ばしてあげることが教育だと思っています。
頭脳はもちろん、心、体、すべてを伸ばしていくことです。
そう考えると、乳幼児期は教育のもっとも大切な時期です。
なぜなら、子どもの脳の発育の80%は、3歳までに完成すると言われているからです。
ユニセフは、人生の最初の1000日が大切であるという研究結果を発表してい ます。
お母さんのお腹で命が始まってから計算して、2 歳過ぎまでが1000日になります。
この時期に愛情とケアを受け、栄養が足りている赤ちゃんは人生の良いスタートを切ることができると言っています。
学校での成績、成人になってからの平均収入、病気になる可能性まで影響するのです。
逆にこの時期に愛情、ケア、栄養が足りないと、赤ちゃんの一生に悪影響を与えてしまいます。
この本では、妊娠してから12ヶ月までの育て方を紹介しています。
この成長の黄金期に親が子どもに何ができるのか?
毎日の世話の中で、どうすれば子どもがより賢く育てられるのか?
毎日の接し方で、どうすれば子どもは感情豊かで、優しく強い人になれるのか?
まず大事なのは、親としての自信です。
自信は知識から生まれます。
知識があれば、子どもの世話をする際にストレスや過敏な悩みを軽減し、子育てをより楽しくすることができます。
そこで、みなさんが有意義で、後悔しない、楽しい育児を実現するために、この本を書きました。
子育てをしながら親自身も成長できる
最初はみんな、不安でいっぱい。
私も夫も、毎日試行錯誤しながら親としての自信をつけていったのです。
ですから、皆さんも大丈夫。自信を持ってください。 子どもとともに成長できて、より豊かで、 より楽しい人生が待っています。
少しでもお母さん、お父さんの不安を除き、 自信を持って新しい命を迎え、 育てるお手伝いができたら幸いです。
本書の構成
はじめに
教育の基本は、0歳から始まります
スタンフォード大学での学びと自分自身の子育て経験と
最初の妊娠は夫婦とも不安だらけでした
子育てをしながら親自身も成長できる
第1章 妊娠中の生活と新生児
01 夫婦で不安のもとを話し合うー妊娠中から子育て観をすり合わせる
02 赤ちゃんに話す、歌うー親子関係づくりは始まっている
03 体のコンディションを整えるーストレスをためないように注意…他
第2章 0歳児から親子関係をつくる
09 自然分娩がおすすめ 親子で困難な経験を共有する
10 すぐに「母親」になれなくてもいい 母性はすぐには生まれない
11 生まれたらすぐに抱っこして 母性本能が生まれるきっかけにも
第3章 0歳児から 感情と社会性を身につけさせる
21 「泣く」の種類を知る「泣く」は赤ちゃんのコミュニケーション
22 毎日決まった人が顔を見せる 赤ちゃんの「最初の恋人」は誰?
23 笑顔を見せる、笑い合う 「笑い」で赤ちゃんの成長がわかる
第4章 脳と知性を成長させる
36 赤ちゃんの知能の変化を知る できることがどんどん増える
37 周りからたくさん刺激を与えよう 体験によって脳は変わる
38 ハグをして安心感を与える 大きくなってもやってあげたい
第5章 授乳・寝かしつけなどの お世話をする
53 母乳はやっぱりすごい 赤ちゃんに必要な栄養素がたっぷり
54 母乳が出なくてもあきらめないで 赤ちゃんからの刺激が大事
55 「断乳」の時期を決める親子のタイミングで決めよう
第6章 産後の心配事あれこれ
64 気持ちを周りの人に話そう 「産後うつ」は誰でもなる可能性が
65 無理なダイエットは禁物 体型を戻すより健康を優先する
66 仕事は復帰する? しない? 自分の決断に自信を持とう
おわりに
参考文献
著者プロフィール
著者のアグネス・チャンさんは、香港出身。歌手・エッセイスト・教育学博士。
1972年『ひなげしの花』で日本デビュー。上智大学国際学部を経て、カナダのトロント大学(社会児童心理学)を卒業。1985年に結婚、翌年の1986年に長男を出産。1989年、米国スタンフォード大学教育学部博士課程に留学。留学中の1989年に次男を出産。1994年に教育学博士号(ph.D)を取得。1996年に三男を出産。以降、芸能活動ばかりでなく、エッセイスト、日本ユニセフ協会大使、日本対がん協会「ほほえみ大使」など幅広く活躍。息子3人全員がスタンフォード大学に合格したことでも話題に。2022年に日本デビュー50周年を迎えた。
著書に『スタンフォード大に三人の息子を合格させた50の教育法』(朝日新聞出版)など多数。
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