『おうちストレスをためない習慣』家にいるのに、疲れが取れない…それは「間違った休み方」をしているから!
これまで10万件超の論文・データを見てきた医学博士の杉岡充爾さんがリモート・テレワーク時代に新たに生まれた不調「おうちストレス」の原因と対処のコツについて解説した『おうちストレスをためない習慣』が、クロスメディア・パブリッシングより刊行されました。
なぜ「家にいるのに、疲れが取れない」のか?
あなたはふだん、家でこんな過ごし方をしていませんか?
「仕事の疲れをとるために、ソファーやベッドでごろごろしている」
「動画を観たり、漫画を読んだりして、体を休めている」
「昼まで寝て、睡眠不足を解消したりしている」
家にいる時間が増えた現代人に新たな不調が生まれています。それが「おうちストレス」です。
家にいるからといって、必ずしも休めているとはかぎりません。
間違った休み方をしてしまうと、かえって脳や神経にストレスを与えてしまうのです。
本書では、家にいることで溜まるそんなストレスを「おうちストレス」と名付けています。
忙しい毎日で、家にいるときだけが唯一の休息時間という人もいるでしょう。しかし、過ごし方しだいで、そのおうち時間は「ストレスフルな時間」になってしまうのです。
「おうち時間」を「最高の休息時間」に変える方法
では、どうすればストレスフリーな「おうち時間」を過ごせるのでしょうか?
ポイントは、コルチゾールという「疲労回復ホルモン」にあります。
このホルモンが、疲労の原因となるストレスを緩和したり、ストレスによるダメージを修復したりすることで、疲労を回復させています。反対に、コルチゾールの分泌機能が弱まったり、過剰なストレスによってコルチゾールの緩和機能では補いきれなくなったりすると、疲労が溜まってきます。
つまり、
(1) コルチゾールを消耗させるストレスとなる行動を減らす
(2) コルチゾールの貯蔵量が増える行動をしてストレス緩和力を高める
これが「おうち時間」を「最高の休息時間」に変える方法です。
「家にいても疲れがとれない…」を完全解決!
◎「リカバリー物質」で腸のストレスを取る
◎回復機能を高める「休日断食」
◎「1分ジャンプ」で血管のストレスを減らす
◎「緊張脱力体操」で一気にリラックス
◎「寝る90分前入浴」で睡眠の質を高める
◎「ポモドーロ・テクニック」で在宅ストレスを減らす
◎「朝の散歩」で幸せホルモンを出す
…などなど、本書では、今日からかんたんにできて、明日からパフォーマンスが上がる67のコツを紹介しています。
本書の構成
序章 ストレスによって引き起こされる6つのサイン
サイン1 味の濃い食事を好む
サイン2 イライラして気が短くなる
サイン3 肩がこる 背中が痛む
サイン4 目が疲れる よく乾く
サイン5 コーヒーやエナジードリンクを飲みたがる
サイン6 足がつる
1章 なぜあなたは、家にいるのに不調になるのか
ストレスフルな生活は「疲労回復機能」の破壊する
「ストレスが少ない」のがストレスになる
「高い集中力」がストレス耐性を低下させる
「腸ダメージ」という見えないストレス
「悪い脂肪」が血管にストレスを与える
休日の「昼まで爆睡」が神経ストレスになる
「在宅作業」は脳の休息時間を奪う
「夜更かし」という最悪のストレス など
2章 おうちストレスが引き起こす「疲れ」より怖いもの
「おうちストレス」でメンタル不調を訴える人たち
暴走した扁桃体が「メンタル」をバグらせる
おうちストレスは「記憶力」も低下させる
「糖ストレス」がメンタルを不安定にさせる
おうちストレスは「不眠」もまねく
重度のストレスは「死」をまねく など
3章 毎日のストレスをリセットする「最高の生活」
腸のストレスを取る「リカバリー物質」
「カフェイン」への依存から脱却するには
「レモン」は最強の疲労回復食材
睡眠の質を高める「入浴」のコツ
サウナでストレス解消するなら「低温」で
ネガティブ思考は「技術」で切り替えられる など
4章 おうちストレスをためない「最高の在宅作業」
タスクの途中で「休む勇気」はありますか?
頭のなかの「猿」を追い出そう
「休憩」にもシングルタスクと集中を
「昼寝」は立派なビジネス戦略
「パソコン作業」のストレスに打ち勝つ方法
本当につらいときは、逃げてしまおう など
5章 頑張る自分をいたわる「最高の休日」
最高の休日は「前日の夜」からはじまる
幸福は「朝の太陽」が与えてくれる
見るだけでも効果がある「緑の力」
あなたの腸に「休日」はありますか?
ストレスに負けない「強い脳」をつくる など
巻末付録 おうちでできるストレス解消ストレッチ
著者プロフィール
著者の杉岡充爾(すぎおか・じゅうじ)さんは、1965年生まれ。すぎおかクリニック院長。医学博士。日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本医師会健康スポーツ医、日本心血管インターベンション治療学会専門医。
千葉県船橋市立医療センターの救急医療に約20年間勤務し、生死に関わる治療や約10000人の心臓の治療にあたる。病気の前段階で予防できる医学の重要性を強く感じ、“世の中から「心臓病患者を一人でも減らす」”ことをミッションに、2014年5月より千葉県船橋市において「すぎおかクリニック」を開院。わずか1年で延べ 18000人が通院、誠実で患者と同じ目線で寄り添う人柄が噂となり患者が殺到、顧客満足度100パーセントという驚異の人気クリニックとして、テレビ・雑誌等に出演。現在までにのべ10万人超を診ている。
『毎日のカラダが楽になる 最高の疲労回復法』(大和書房)など著書多数。
おうちストレスをためない習慣 杉岡 充爾 (著) 「仕事の疲れをとるために、家ではごろごろしている」 その「おうち時間」の過ごし方が、疲労や倦怠感の原因だった! ? 家にいる時間が増えた現代人に、新たな不調が生まれています。 おうち時間を「ストレスフリー」にする秘訣は「疲労回復ホルモン」に隠れています。 |
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