『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』「痩せる＝きれい」という価値観に苦しめられている人へ

竹井夢子さん著『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』

インスタフォロワー12万人、ダイエット系インフルエンサー・竹井夢子さん初著書『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』が、大和書房より刊行されました。

人気ダイエット系インフルエンサーの光と影

インスタグラムでフォロワー12万人のダイエット系インフルエンサー“プー子”こと著者である竹井夢子さんの初著書『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』が発売されました。

 
しかし本書は痩せるためのノウハウを詰め込んだダイエット本ではありません。「痩せる＝きれい」という呪縛に絡めとられた一人の女性の話です。

そしてそれは誰しもが陥る危険があるダイエットの光と影の話でもあります。

「ちょっとふっくらした？」という何気ない一言

もともと感じていた体型コンプレックス。何気ない友人の一言によって、それが常に頭から離れなくなる。

そして「痩せればみんなうまくいく」とダイエットを始めるのですが、彼女のダイエットは精神を蝕む過酷なものとなってしまいます。

『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』

2か月でマイナス9Kg達成！そしてフォロワーもついに10万人に超えるが…

ダイエットを開始し2か月でマイナス9㎏を達成。成功秘話をインスタグラムで発信するとあっという間にフォロワーが10万人を超える。

さらに企業からダイエット案件でオファーも入り、ダイエット系インフルエンサーの地位を得る。しかしそれが彼女をさらに追い詰めていく……

『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』

『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』

心が痩せるダイエットをしていませんか？

痩せることでしか自分を肯定できない状況まで陥った竹井さん。

「痩せたい」という気持ちばかりにとらわれて家族やパートナーという大切な存在も蔑ろにし、結局は自分自身を心身ともに傷つけていたことに気付きます。

それからダイエット系インフルエンサー“プー子”をやめることにしました。

『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』

『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』

SNSで女性たちは痩せたことを声高に投稿し、「いいね」という形で承認欲求を満たしています。

「痩せる＝美しい」という呪縛はこの社会からなかなか消えません。彼女の体験は決して極端な例ではなく、誰しもが陥る可能性があります。本書はそれに警鐘を鳴らす一冊です。

本書の構成

「どうしてダイエットを始めたの？」アンケート

Prologue

第１部　「あれ、太った？」と言われてから始まったこれまでのこと
story1 華奢なあの子になれない
story2 ダイエットで成功したけれど
story3 インフルエンサー
story4 ダイエットと承認要求
story5 糖質制限の闇
story6 ケトジェニック
story7 ダイエット卒業
story8 体重って、なに？
story9 痩せたい気持ちは、悪くない

第２部　自分を大切にする２０のメッセージ

フォロワーさんアンケート２ 「自分のどんなところが好きですか？」

特別寄稿
◎ボディポジティブに生きようよ　吉野なおさん（モデル・インフルエンサー）
◎摂食障害とダイエット　小野寺瞳（元ダイエット系インフルエンサー・摂食障害カウンセラー）

Epilogue

著者プロフィール

著者の竹井夢子（たけい・ゆめこ）さんは、1999年2月17日生まれ。軽井沢出身。慶應義塾大学文学部卒業。2018年からインスタグラムやオンラインサロンでダイエットや美容をテーマに女性向けコンテンツを配信。当時のフォロワー数は12万人を超える。

2020年8月、出版社ブルーモーメントを設立。メインテーマは「『らしさ』を肯定し、『らしく』輝く」。 現在はIT企業に勤めつつ、副業として出版社の活動を継続している。

ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。 竹井 夢子 (著) インスタでダイエットをテーマにフォロワー12万人までいったインフルエンサー。 大学時代に始めたひとり出版社「ブルーモーメント」の代表が、ダイエットや承認要求に追い詰められ、自分を見失いかけて、再び自分を取り戻すまでを描くコミック+エッセイ