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『図で考えると会社は良くなる』会社の課題の原因は「あの部長」「あの部下」のせいではなく「その時の組織の状態」にあった!

前田康二郎さん著『図で考えると会社は良くなる』

前田康二郎さん著『図で考えると会社は良くなる』

前田康二郎さん著『図で考えると会社は良くなる』が、クロスメディア・パブリッシングより刊行されました。

 

あなたは組織の構造と特徴を完全に理解していますか?

「うちの会社はトップダウンなのか平等主義なのか、どちらかわからない」
「大企業で働いてきたから、転職先のベンチャー企業のノリに合わない」

 
組織で働く中で、このように悶々とすることはありませんか。

 
トップダウンやフラット、大企業やベンチャー企業、それぞれには適した働き方があります。そこに適宜、自分を柔軟に対応させられるかが鍵となります。
日本人は集団行動が得意だと思われがちですが、実はほとんどの人が組織について正しく理解していないといいます。

 
本書は「組織の法則」をグラフ化し、さまざまな組織の実例を紹介した一冊です。
経営者、総務人事部、一般社員の方達など、それぞれの立場で「今自分がいる組織はどのような組織か」ということを念頭に読むことで、「今抱えている課題は、属人的なことではなく、組織がこのような状態だから起きているのだ」と俯瞰して考えることができ、組織の課題の明確化につながります。

(お金の悩みをとるか、人間関係の悩みをとるか)

(お金の悩みをとるか、人間関係の悩みをとるか)

(フラット組織下の社員は業務上の悩みを抱えやすい)

(フラット組織下の社員は業務上の悩みを抱えやすい)

(福利厚生を充実し過ぎると福利厚生目的の中途社員が流入する)

(福利厚生を充実し過ぎると福利厚生目的の中途社員が流入する)

(敬意があれば、SDGsはスムーズに達成できる)

(敬意があれば、SDGsはスムーズに達成できる)

 

可視化された組織の課題を理解し、「仕事観」をそろえる!

本書はシンプルなグラフで72の事例を紹介し、組織の状態を「見える化」しています。

この可視化された組織の構造は、経営者だけが理解していても組織の課題解決にはつながりません。全員で理解することではじめて同じ価値観を共有することができ、それが「仕事観」として機能するようになります。

「仕事観」がそろえば、

・組織にまとまりが出る
・個人のやるべきことや目標がそれぞれの立場で明確になる
・互いに理解しやすくなる
・互いを評価しやすくなる
・職場の雰囲気がよくなる
・生産性や業績が上がる
・顧客や取引先、投資家など社外からの評価が高まる

といった効果が期待されます。
組織の構造や特徴を知っておくことは誰にとっても必要不可欠といえます。

 

私たちが目指すべき良い会社とは?

本書を読むと自分の所属する組織を客観視することができます。

「良い会社」の定義は
◎業績が良い
◎給与や発注先に対してなど、お金払いが良い
◎おごらない、真摯な経営者と社員のふるまい
であるといいます。

 
この3点が揃う会社であれば誰もがワクワク楽しいことに挑戦したくなります。そして業績も自然に伸びていくのです。

 
良い会社、好かれる組織に改善するには、「今日の組織や人の状態」を常に全体把握した上で動かなければいけません。組織の課題を可視化し、新入社員から経営者に至るまで、皆で理解する。本書は、そのための参考資料、基準資料としておススメの一冊です。

 

本書の構成

はじめに

第1章 経営者と組織

第2章 社歴・規模と組織

第3章 スタイルと組織

第4章 事業と組織

第5章 社員と組織

第6章 慣習と組織

第7章 マネジメントと組織

第8章 敬意と組織

 

著者プロフィール

著者の前田康二郎(まえだ・こうじろう)さんは、流創株式会社代表取締役。大手音楽制作会社、PR 会社等で経理・総務・IPO 業務などを行い、海外での駐在業務を経て独立。現在は業務改善、組織改善、業績改善のための 社員研修、コンサルティングなどを行っている。

著書に『つぶれない会社のリアルな経営経理戦略』(クロスメディア・パブリッシング)、『伸びる会社の経理が大切にしたい50の習慣』(日本経済新聞出版)など多数。

 

図で考えると会社は良くなる
前田 康二郎 (著)

組織や人を「良い状態」に定着させる企業組織論

どのような組織の状態にどのような事象が起きるのか?
本書は「組織の法則」を「グラフ化できるもの」に絞り、さまざまな組織の実例を紹介した一冊です。
経営者、総務人事部、一般社員の方達など、それぞれの立場で「今自分がいる組織はどのような組織か」ということを念頭に読んでいただくことで、「今抱えている課題は、属人的なことではなく、組織がこのような状態だから起きているのだ」と俯瞰して考えることができ、組織の課題の明確化につながります。

 


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