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『チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論』“ウッチャン”が「理想の上司」であり続ける秘密を解き明かす異色のビジネス書

畑中翔太さん著『チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論』

畑中翔太さん著『チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論』

新入社員が選ぶ「理想の上司ランキング」男性部門で5年連続第1位に輝く内村光良さん。その“上司力”には一緒に仕事をしたタレントや現場スタッフの誰もが驚き、自然とモチベーションが高い「チーム内村」が出来上がっていくといいます。

博報堂ケトルのクリエイティブディレクター・畑中翔太さんが数多くの関係者への取材をもとに、リーダーとしての内村光良さんを解き明かした一冊『チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論』が、朝日新聞出版より刊行されました。

 

なぜ内村光良さんに惹かれてしまうのか? 共演タレント、テレビ関係者ら24人の証言から「リーダー内村」を徹底解剖!

世代を超えて数々の人気番組をつくりあげ、NHK「紅白歌合戦」では4年連続総合司会を務めるなど、今や、国民的タレントと言っても過言ではない内村光良さん。

 
新入社員が選ぶ「理想の上司ランキング」(※明治安田生命が実施したアンケート調査より)の5年連続1位は、テレビなどを通した内村さんのイメージが反映されたものですが、実は、テレビや映画などの収録現場でも「内村さんの現場は必ずいいチームができる、だからこそ、いいものが生み出せる」と言われています。つまり、本当の職場でも内村さんは「理想の上司」なのです。

 
本書の著者で博報堂ケトル・クリエイティブディレクターの畑中翔太さんは、内村さんと実際に仕事をする中で、そのリーダーたる“背中”に魅せられた一人。自らもチームを率いる立場ゆえ、リーダーシップの本質を解明したいという思いが募り、芸人、女優、俳優、TVプロデューサー、放送作家、ヘアメイクアーティスト、スタイリスト、担当編集者など関係者24人への取材を敢行しました。

その証言を分析し、内村光良ならではのリーダー論としてまとめ上げたのが本書です。

 
「いつだって、誰よりも『汗』をかく」
「人が傷つくことに、どこまでも敏感でいる」
「先頭だけでなく、最後尾にも真横にも立つ」
「自らに『ドS』で『ドM』」

…など、身近な仕事仲間だからこそ垣間見えた内村さんの“リーダーとしての資質”が詳細に語られています。

これらを無意識のうちに実践し、メンバーを引き込んでいく内村さんの姿からは、非凡なリーダーとしての姿が浮かび上がってきます。実は、内村さんが無意識でやっている“あたりまえのこと”のこそが、職場でリーダーの役割を果たそうとする際にはとても重要なことなのです。実際にリーダーがチームをつくり、引っ張っていくときの「参考書」としても役立つ内容になっています。

 
もちろん、貴重な証言からは、本書で初めて語られる、謎多き内村さんの現場での素顔、魅力的なエピソードも満載です。

 

本書の構成

■第1章 リーダーシップ

○「背中を見せる」リーダーシップ
1 誰よりも一番「汗」をかく
2 「土俵」を降りない
3 自らの「芯」をブラさない
4 誰よりも一番現場を「楽しむ」
5 「背中」を見せる

○「尽くしたくなる」リーダーシップ
6 肩書きに「上下」をつけない
7 「肩書き外」のことを当たり前にやる
8 「先頭」にだけ立たない
9 成果の先の「果実」を意識しない

■第2章 チームマネジメント

○「パフォーマンスを発揮する」チームマネジメント
10「緊張」をさせない
11「自由に放牧」する
12少し向こうに「旗」を立てる
13「最後」は背負う

○「みんなか゛考えるようになる」チームマネジメント
14相手に一度「ホ゛ール」を渡す
15ホ゛ールを「渡す相手」を選は゛ない
16みなまて゛言わない

○「不満か゛たまらない」チームマネジメント
17人の意見を「ちゃんと」聞く
18「今日は機嫌か゛悪い」をつくらない
19「目的以外」のことにこだわらない
20「ひとつ先」まて゛気遣いする

■第3章 コーチンク゛/育成

○「士気を高める」コーチンク゛
21「他人のパフォーマンス」に素直て゛ある
22「一番のお客さま」て゛いる
23「名前」を覚えて呼ふ゛
24一定の「テ゛ィスタンス」を保つ

○「潰れる人をつくらない」コーチンク゛
25誰かを「傷つけること」に敏感になる
26「人間」を否定しない
27「みんなの前」て゛指摘しない
28「仕事人」の前に「人間」て゛いる
第4章 自己マインド/パーソナリティ

○「自己成長を求め続ける」マインドサイクル
29自らか゛「ドM」て゛ある
30自らに「ドS」て゛ある
31「過去の功績」を忘れる
32「俺は」て゛なく「俺も」思考

○「隙」か゛「好き」をつくるパーソナリティ
33つっこめる「隙」か゛ある
34「弱さ」を隠さない
35「尊敬」されなくていい

 

著者プロフィール

著者の畑中翔太(はたなか・しょうた)さんは、博報堂ケトル クリエイティブディレクター/プロデューサー。

これまで多くの企業・ブランド・地域の広告キャンペーン制作におけるプロジェクトリーダーを担当。近年は、TVドラマやバラエティ番組などの企画・プロデュースも務める。これまでに国内外200以上のクリエイティブアワードを受賞。クリエイター・オブ・ザ・イヤー メダリスト。まちおこしがライフワークで、“絶やしたくない町の絶品グルメ”を守るプロジェクト「絶メシ」の生みの親。

 

チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論 (朝日新書)
畑中 翔太 (著)

5年連続「理想の上司」1位の内村光良氏は、リアルに理想のリーダーだった! コントから司会まて゛幅広く活躍する内村氏が率いるチームは、いつも“いいもの”を生み出すと評判が高く、業界内での信頼はとても厚い。その理由の一つは、チームを構成するメンバーたちのモチベーションを高め自発的に動かす力。自らも仕事でリーダーの役割を担う著者は、内村と仕事をともにする中で、そのリーダーとしての「背中」に魅せられた一人。芸人や俳優・女優、テレヒ゛関係者、放送作家、スタイリスト、著書の編集者ら内村氏と深くかかわりのある24人の証言をもとに、そのリーダーシップの秘密に迫る。いつだって、誰よりも「汗』をかく。チームに「安心のある自由」を作る。自らに「ドS」で「ドM」、先頭だけでなく、最後尾にも真横にも立つ。真っ先にイルカの心配をする――。著者が内村氏に見出したリーダーの極意は、内村氏だから成立しているわけではない。内村氏が特別なのは、それを無意識に楽しんでやっているということだけだ。

 
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