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『老後の年表』何が起こるの? 解決策はあるの? 50歳から予想されるトラブルをシュミレーション

横手彰太さん著『老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるの…? で、私はどうすればいいの??』

横手彰太さん著『老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるの…? で、私はどうすればいいの??』

横手彰太さん著『老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるの…? で、私はどうすればいいの??』が、かんき出版より刊行されました。

 

「もっと早く対策しておくんだった」と悔やむ前に

介護問題、熟年離婚、遺産相続、定年、年金、病気、認知症……。
私たちの寿命が延び、人生100年時代と言われる今、誰にでも大なり小なり、さまざまな老後の問題が降りかかってきます。

なんとなくわかってはいるものの、「そのうち時間ができたら」「ウチは大丈夫」と先延ばしやほったらかしにしていると、いざ直面したときに「もっと早く対策しておくんだった」と後悔することになるかもしれません。まだまだ先のことだから……と思っていても、その日はいつか確実にやってくるのです。

 
そこで本書では、「老後の年表」と銘打ち、何歳ごろに何が起きるのかの一覧を紹介。トラブルだけでなく、その解決策も懇切丁寧に解説しています。

もちろん、年齢などはあくまでも目安ですが、どんな問題が何歳頃に、どんなふうに起きやすいのかを知っておけば、事前に対策が立てられて、被害を小さくすることができる場合もあるのです。

 
著者は、老後問題について1000人以上から相談を受け、250組以上の家族会議に参加し、79億円以上の財産管理をサポートしてきた老後問題解決コンサルタント。さらには、経済や法律の専門家、医師、不動産会社などプロフェッショナルによる情報を提供することで、お金(相続含む)、健康、人付き合い、生前整理など、老後にありがちな問題を解決へと導きます。

 

無理なく楽しく、老後対策をはじめよう

【56歳】熟年離婚予備群に仲間入り
【60歳】年収は半分。仕事は新人レベルに逆戻り
【62歳】銀行の勧めで財産が「半凍結」状態に
【65歳】年金をもらうタイミングを間違え損をする
【66歳】がんの発症率、一気に増加
【70歳】医療費急増。資産が10年で枯渇
【77歳】家を失い、子ども夫婦とうまく暮らせず
【82歳】認知症でまさかの資産凍結
【90歳】入院、そしてそのまま寝たきり……

 
本書では、この知りたくない現実を、次々と明らかにしていきます。知っておかないと後々大きく困るからです。

なるべく先手を打つことが、すべてにおいては大事。とはいえ、若いうちからすべてに対策を講じていてはキリがないですし、そんな人生、果たして楽しいといえるのでしょうか? 趣味にかけるお金を切り詰めて貯金にまわし、栄養ばかり気にしながら食事というか栄養補給をする毎日なんて……。

 
肝心なのは、トラブルが起きる前に対策を講じること。何歳頃に何が起きやすいのかがわかっていれば、それに間に合うように的確な行動を起こしやすくなります。また、締め切りの原理が働いて行動が起こしやすくなるのもメリットです。

 
本書では、「老後問題解決コンサルタント」である著者が、現場での経験や研究データなども活用し、医師や法律の専門家の協力をもとに、老後に起きることとその解決策を提案。専門性がありながらも理解しやすい内容で、どんな人でも読みやすくなっています。

第1部では、年表に沿って、起こりやすいトラブルとその解決策を解説。

第2部では、「老後の生活が豊かになる3つの視点」として、トラブルを回避し、人生を好転させるためのヒントを盛り込んでいます。さらに巻末には、特別に、老後を乗り切る助走期間である「40代の年表」のオンライン動画も付属しています。

 
老後というと日本では、どうしても暗いイメージがつきまといますが、欧米諸国では老後は決して暗いものではありません。老後は、いつ・どんなトラブルが起きやすいのかを事前に知って、冷静に対策を立てて実行に移しつつも、西欧人を見習って明るい気持ちで毎日を過ごしましょう。

 

本書の構成

第1部 老後の年表
【50歳】親の介護で「介護うつ」と「介護離職」が忍び寄る
【51歳】更年期障害で、妻の長年の怒りが爆発
【53歳】親が亡くなり、遺産相続の争い勃発
【55歳】役職定年。働き盛りに給与もやりがいもカット
【56歳】熟年離婚予備群に仲間入り
【60歳】年収は半分、仕事は新人レベルに逆戻り
【61歳】「親の死」より「定年退職」のショックからのうつ病
【62歳】銀行の勧めで財産が「半凍結」状態に
【63歳】初孫誕生で心の資産拡大
【65歳】長生きしたけりゃ、年金はまだもらうな!?
【66歳】がんの発症率急増
【70歳】平均的な資産保有額だと10年で枯渇
【72歳】わが子がニートに。娘は離婚出戻り
【75歳】病気、要介護、認知症になる割合が倍増
【77歳】資金作りのために自宅を安く売却。子ども夫婦との暮らしもうまくいかず…
【79歳】介護施設入所が突然やってくる。施設選びで想像以上の出費
【80歳】「私は騙されない」が一番騙される
【82歳】認知症でまさかの財産凍結
【90歳】入院してそのまま寝たきりに
【100歳】長寿の秘訣は生活習慣が9割

第2部 老後の生活が豊かになる3つの視点
◎自分はどうなると一番幸せか? 全ては、この「問い」から始まる
◎「労働収入」「年金収入」「不労収入」の3収益を確保する
◎家族との付き合い方は優先順位が案外大事
◎収入アップと仕事の成功で、本当に幸せになれました?
◎自分のペースに合わせて生きるのが、幸福ホルモンを上手に出す秘訣
◎老後は優先順位を“逆転”させるとうまくいく!

 

著者プロフィール

著者の横手彰太(よこて・しょうた)さんは、1972年生まれ。オランダ、スペイン、北海道のニセコなどを転々とし、現在は東京在住。海外・国内と様々な地域で暮らすことで、老後の生活スタイルについて、各地で異なる様子からも考える機会に恵まれた。

現在は、老後問題解決コンサルタントとして活動。不動産会社の日本財託に勤務し、相続など資産の問題をはじめ、数多くの老後問題に遭遇、解決に導いてきた。特に家族信託のアドバイスに定評がある。1000人以上から相談を受け、250組以上の家族会議にも参加し、のべ79億円以上の財産管理をサポート。顧客は、30億円所有の資産家、医師、元国会議員、大学教授、農業を営む方まで幅広い。NHK『クローズアップ現代+』(2回出演)、テレビ朝日『ワイド!スクランブル』をはじめ、メディアに多数出演。

 

 


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