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『汚部屋脱出モノ減らしトレーニング』“汚部屋出身”の著者が提案する、どんなに汚い部屋でも片づく「三吉式 9つの分類」とは?

三吉まゆみさん著『ずぼらな私にもできる 汚部屋脱出モノ減らしトレーニング』

三吉まゆみさん著『ずぼらな私にもできる 汚部屋脱出モノ減らしトレーニング』

三吉まゆみさん著『ずぼらな私にもできる 汚部屋脱出モノ減らしトレーニング』が、主婦の友社より発売中です。

 

片づけに大切なのは「順番」

整理収納アドバイザー1級の三吉まゆみさん曰く「現実を知る→整理(デトックス)→収納→インテリアの順に進めるのが大原則です。いきなり収納グッズを買いに走ってしまう方もいますが、持ち物を選択することが先です」

 
この順番を守らずに、いきなり雑貨を飾ったり、収納グッズを購入してしまうと、ものがあふれた部屋に、またものがあふれてしまうことに。

 

ゴール=理想の生活をイメージ

「片づけを始めるときに大切なのはゴールをイメージすること。ダイエットやマラソンと同じで、『42.195㎞走るぞ!』『あと5kg減らすぞ!』。そんな目標があるから続けられるし、がんばれます」

 
では片づけのゴールとは?

「理想の生活だと思います。ぱっと思い浮かばない人は、いまの生活の不満な点、困っている点を書きだしてみてください。それを裏返したものが理想の暮らしです」

 

小さい範囲を、少しずつ

「集中できるのは1日2時間まで。汚部屋さんは特に、いきなり大きなスペースを片づけようとせず、小さい範囲を少しずつ進めたほうが、やりやすいでしょう。リビングを片づけようと思うなら、まずは棚の一段分だけでも十分です」。

 
片づけは一生続くからこそ、1時間や30分という短い時間で少しずつ片づける習慣をつけるといいそうです。

引き出しひとつでも十分。ただ、収納ケースとして深い引き出しは不向き。

引き出しひとつでも十分。ただ、収納ケースとして深い引き出しは不向き。

 

三吉式 9つの分類

さてやるぞと整理をはじめても「これはいつか着るかもしれない」「これはいただきものだから」と、あまり減らせないことも。これは、思考がそこで止まっているから。

 
「片づけたいのに減らせない。わたしは捨てるのが苦手なんだ」と落ち込む人が多いですが、そんな方のためにものを手放せない思い込みをなくす「三吉式 9つの分類」が用意されています。

いるかいらないか即答できないものは、この9つに分類されることが多い

いるかいらないか即答できないものは、この9つに分類されることが多い

特に使っているわけではないけれど手元に残っているものをこの9つに当てはめて、それぞれの分類にそって自分に問いかけます。たとえば「いつか使うかもしれないもの」は「いつかっていつ?どんな風に使うの?」というように。

自分への問いかけを通して本当にとっておくべきかどうか考えやすくなります。

 

汚部屋出身で片付けのプロになった三吉まゆみさん

三吉さんの実家は汚部屋。あまりの散らかりように、それが「風景」だったそうです。

フルタイム勤務の母親には全く余裕がなく、家事を一手に引き受けていた祖母が亡くなってから汚部屋化が進んだとか。結婚して、2人暮らしをはじめて、新築で入居した今の家に住むようになってから、片づけに目覚めたそうです。

結婚してすぐの頃は、アパートの古さを隠そうとDIYにハマった時代もあったとか。

結婚してすぐの頃は、アパートの古さを隠そうとDIYにハマった時代もあったとか。

そんな三吉さんだから、散らかっている、ものを手放せない、捨てなきゃいけないと思い込んでいる、そんな汚部屋さん達の気持ちがよくわかり、そこに寄り添った提案をしてくれます。

三吉さんといっしょに考えているような楽しさがある

三吉さんといっしょに考えているような楽しさがある

本書ではワークを多用しながら、三吉さんの片づけ思考がわかるように解説。

実践編では、一般の方のお宅で、片づけをした様子を実況中継。ポイントがよくわかるようになっています。これから片づけたい人、片づけたけどリバウンドしてしまった人にもよくわかるようにまとまっています。

 

本書の構成

そもそも片づけって何? 知っておきたい4つのSTEP

STEP1 片づけ以前の現実を知るワーク
STEP2 収納以前のデトックスワーク
STEP3 インテリア以前の収納ワーク
STEP4 整理収納以降のインテリアワーク

CASE1 カオスになった納戸を1日で整理する
CASE2 ごちゃごちゃの収納と寝室を4週間でお片づけ
CASE3 汚部屋から脱出すべく収納場所を整理中
CASE4 汚部屋歴数十年! 母といっしょに実家をお片づけ…など

 

著者プロフィール

著者の三吉まゆみ(みよし・まゆみ)さんは、整理収納アドバイザー1級。夫と二人暮らし。面倒くさがりで片づけが苦手だった元汚部屋住人。

自身が汚部屋出身とインスタグラムでカミングアウトしたところ、反響が大きく、「誰にも言えないくらい部屋が乱れて悩んでいる人を救いたい」と、汚部屋専門の整理収納アドバイザーとして起業した。オンラインでの片づけ相談や講座は「具体的でわかりやすい」と毎回好評。実体験をもとにした片づけの工夫やもの選びがインスタグラム、ブログで毎回多くの共感を集めている。

★インスタグラム(@miyo_344):https://www.instagram.com/miyo_344/
★ブログ:https://ameblo.jp/miyo-miyo-344/

 

ずぼらな私にもできる汚部屋脱出モノ減らしトレーニング
三吉まゆみ (著)

汚部屋出身の整理収納アドバイザーが自身の経験をもとに考え抜いた自分軸の片づけ術を紹介。

●一気に片づけていつも疲れてしまう
●モノがあふれているけれどなかなか減らせない
●片づけてもすぐリバウンドしてしまう
●人気の収納グッズを使ってみたけれど片づかない
●片づけたい気持ちはあるのに何から始めればいいかわからない
●片づける時間がなかなかつくれない
●あまりの散らかりように恥ずかしくて人を呼べない
●どうしてうちは片づかないのかわからない
●面倒くさがりだから片づかないんだと思っている

これは、ひとつでもチェックがついた、そんなあなたのための本です。

汚部屋住人から片づけのプロに変貌を遂げた三吉まゆみさん。
自らの経験をもとにどんな風にモノと向き合えば汚部屋を脱出できるのか考えた結果、編み出したのが「捨てられない思い込みをはずす9つの分類」

ずっと使っていないけれど手元に残っているものを頭の中で9つに分類し自分に問いかけたり客観的に自分を見て納得して手放す方法です。

だから、モノと、自分と、家と向き合ってリバウンドしない。そんな自分なりの正解を見いだせる片づけ本なのです。

三吉式の“思考法”なら、誰かの正解に当てはめた片づけではなく、我が家に合った片づけ方がわかるようになります。
超超超初心者のために、きほんの「き」から優しく解説するので、これから片づけようという人はもちろん、片づけリバウンダーにもおすすめの一冊です。

 


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