『在宅勤務子ちゃん』リモートワークの現実をコミカルに描く漫画が書籍化
一秒さん著『在宅勤務子ちゃん わたしたちのリモートワーク日記』が、PHP研究所より発売中です。
本書は、漫画家の一秒さんが、2020年4月から50日間にわたってSNSで発表した4コマ漫画を書籍化したものです。新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で、在宅勤務をすることになった主人公タク子の日常を描いたこの作品は、SNSで「自分のことかと思った」など共感の声が相次いだことから話題となり、メディアにも紹介されました。
主人公タク子の「在宅ワークは突然に」
著者の一秒さんは、最初の緊急事態宣言が発令された自粛期間中、空き時間に漫画を描いては毎日「note」に投稿しました。在宅勤務をテーマに選んだのは、導入する企業の増加で注目されており、自身の在宅フリーランス生活もネタになると思ったからです。
主人公のタク子は、通勤もメイクもしないワンルーム在宅勤務を当初はエンジョイしますが、日を追うごとに「私ひとり言多い?」と雑談できないストレスを感じたり、飲みに行けない金曜日に「ワクワクしない」とため息をついたり、「私の仕事って不要不急だったんだな」と自嘲したりします。
著者も驚く「在宅あるある」への反響
連載の反響の大きさは、一秒さんの予想をはるかに上回るものでした。Twitterのフォロワーが一気に3000人近く増え、「わかるよタク子」「なんだかホッとした」という同調だけでなく、「会話はチャットで充分」「飲み会が減ってうれしい」というタク子と相反する意見まで、さまざまな感想が数多く寄せられたのです。
そのことからは、とらえ方は人それぞれでも、誰もが少なからず、環境や心の準備が整う前に始まった「在宅勤務」に対する戸惑いや葛藤があったことがうかがえます。
50ページ超の描き下ろし&新キャラも登場
書籍化にあたり、50ページを超える描き下ろし新作を収録。フリーランスの友人や幼い子を持つ上司に加え、雑談いらない派の同僚SEと、出勤一択の総務担当が新キャラクターとして登場しています。
環境も立場もちがう5人の在宅勤務エピソードは、「ほぼ実話」です。著者自身の体験や、SNSで募った「在宅あるある」が、作品のヒントになっています。
「大変なことも辛いこともたくさんあった。でもだからこそ日々の発見や感情を大切にしていきたい」と考え、1年前は想像もつかなかったwithコロナ社会を「在宅勤務」というテーマで切り取った一秒さん。いつか「あんなことがあったね」と語り合いたいという希望をこめて、ゆるく明るく描くことを心がけたそうです。
リモートワークに慣れた人も疲れた人も、肩の力を抜いて楽しめるコミックエッセイです。
本書の構成
1章 在宅勤務子ちゃん
2章 フリーランスの悩み マホちゃん
3章 家族持ちは辛いよ 多田マネージャー
4章 ウチだけ出社!? 総務部 久保さん
5章 在宅大好き システムエンジニア 太郎くん
6章 再びの在宅勤務
著者プロフィール
著者の一秒(いちびょう)さんは、主にSNSで活動中のマンガ家。日常のささいな感情や気づきを描くのが好き。
自粛期間中の息抜きに「在宅勤務子ちゃん」を描いたところ、各方面から共感を呼ぶ。時事ネタで終わると思っていたのに書籍化となったことは本人が一番驚いた。普段は恋愛マンガや育児エッセイなどを執筆してSNSに掲載中。ゲームとタピオカが好き。
★Twitter〔@ichibyo3〕:https://twitter.com/ichibyo3
在宅勤務子ちゃん わたしたちのリモートワーク日記 一秒 (著) 2020年春。緊急事態宣言の発令により、在宅勤務することになった主人公タク子とその仲間たち。はじめは「在宅勤務サイコー! 」と喜んでいたものの……。 「雑談したい! 」「金曜日なのに全然ワクワクしない」など、“在宅勤務あるある”がTwitterで共感を呼んだ漫画が、50 ページ以上の描き下ろしを加え、ついに書籍化! ひとり暮らし、家族持ち、フリーランスなど、立場や環境の異なるそれぞれの在宅勤務に、 くすっと笑えて共感できる楽しい1冊です。 |
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