『私は正しい その正義感が怒りにつながる』怒りの専門家が、コロナ禍で増える「正義の暴走」を考える
日本アンガーマネジメント協会代表理事・安藤俊介さん著『私は正しい その正義感が怒りにつながる』が、産業編集センターより刊行されました。
最近、「正義」や「正しさ」で息苦しくなっていませんか?
このコロナ禍において、正義が行き過ぎているような例が多く目につきます。自粛警察や他県ナンバー狩りにはじまり、最近はウレタンマスク着用者を悪者のように非難する「マスク警察」まで現れるようになりました。
本来、正義とは倫理を保つ上で大切なものですが、現在は一億総正義中毒とも呼べる状態が蔓延しています。ともすれば暴走してしまう正義感と、そこから発生する怒りに、私たちはどのように向き合ったらよいのでしょうか。
日本におけるアンガーマネジメントの第一人者・安藤俊介さんが、正義感から怒りが生まれるメカニズムを徹底解説したのが本書『私は正しい その正義感が怒りにつながる』です。
本書では、誰もが持っている「正義感」を「必要な正義」か「不要な正義」に分類します。そして、自分が不要な正義を振りかざさないため、また他人の不要な正義に巻き込まれないための実践的なテクニックを詳しく紹介しています。
巻末には、あなたの内にひそむ正義感の傾向を探る「正義感タイプ診断」を収録。正義感タイプを大きく5つ(孤独/嫉妬/独善/集団心理/劣等感)に分け、それぞれどういった特徴があるか、自分がこのタイプだった場合に気をつけるべきこと、このタイプの人との付き合い方を解説します。
本書の構成
1章 正義感が強い人
消費される正義/正義は人を息苦しくさせる/正義感が強い人は怒りっぽい/怒りが生まれるメカニズム/正義は玉虫色をしている
2章 正義感は心の闇から生まれる
自分の怒りは公憤になっているか?/正義感はどこから生まれるのか?/コアビリーフの作られ方/心の闇が解決できていない人が正義感で怒る/正義感を暴走させる目的/なぜ正論は嫌われるのか
3章 正義中毒になる人、ならない人
正義中毒になる人が増えている/なぜ正義は中毒度が高いのか/あなたの正義中毒度をチェック
4章 正義感の手放し方
どこまで正義感を手放せばいい?/正義感の手放し方(関わること、関わらないこと、できること、できないことを分ける/人、物事に対する許容度を上げる/自分にとって本当に大切なものを見つける)
5章 正義感の強い人との付き合い方(症例別トリセツ)
あなたの正義感タイプをチェック(孤独タイプ/嫉妬タイプ/独善タイプ/集団心理タイプ/劣等感タイプ)
著者プロフィール
著者の安藤俊介(あんどう・しゅんすけ)さんは、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 代表理事/アンガーマネジメントコンサルタント/ナショナルアンガーマネジメント協会 公認トレーニングプロフェッショナル/ナショナルアンガーマネジメント協会 日本支部長。
怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。アンガーマネジメントの理論、技術をアメリカから導入し、教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどを行っている。ナショナルアンガーマネジメント協会では15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアジア人としてただ一人選ばれている。
主な著書に『アンガーマネジメント入門』(朝日新聞出版)、『あなたのまわりの怒っている人図鑑』(飛鳥新社)等がある。著作はアメリカ、中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムでも翻訳され累計65万部を超える。
★プロフィール詳細:https://www.angermanagement.co.jp/outline/profile?fid=41889
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