『35歳からの後悔しない転職ノート』あなたは同じ仕事をあと30年できますか？

2020年8月25日 06:41 ビジネス

黒田真行さん著『35歳からの後悔しない転職ノート』

黒田真行さん著『35歳からの後悔しない転職ノート』が、大和書房より刊行されました。

30年以上「転職のリアル」を見てきたミドル世代専門のコンサルタントが教える最重要ポイント

「”35歳転職限界説”はもう古い。今の時代、40歳まで転職はできる」
「中高年世代によっての転職のチャンスが拡大している」

報道や転職サイトでこのような文句を見ませんか。実際、新型コロナウイルス騒動が起きるまでは人手不足がささやかれ、人材採用のマーケットでも長く売り手市場が続きました。

しかし、そんな時期であってすら、実はミドルの転職は決して簡単なものではなかったのです。企業が求めているのは、人件費が低く、定年までの残り期間があり、長く働ける若い人材というのが現実です。

こうした中で、目先のブランドイメージにとらわれたり、これまでの成功体験によるプライドをもって転職活動に臨むのは非常に危険です。35歳からの職探しでは、生涯本当に必要なお金がいくらなのか、墓標にどんな言葉を刻むかなど、残りの人生について深く考えていくことが重要です。

本書では、書き込んでいくだけで自分の現在地を把握し、理想の仕事が何かを探ることができるワークシートを多数収録。リストラ対象者の低年齢化、新型コロナウイルスによる多くの業界の地盤沈下が深刻な中、自社の業績をシビアにとらえ、自分の人生の主導権を握るために動いていきましょう。

もし今、下のチェックリストが1つでも当てはまるなら、一度この本のワークに取り組んでみてください。「納得のいく働き方を見つける」ための最重要ポイントを教えてくれます。

□安定していて、変化が少ない会社で働きたい。
□伸び盛りの成長している会社で働きたい。
□海外にかかわるチャンスがある職場で働きたい。
□出張や異動がなく、自分が希望するエリアだけで働きたい。
□みんなと常に競い合う風土の職場で働きたい。
□チームワークがあり、お互いに助け合う風土の職場で働きたい。
□尊敬できる先輩や上司がいる職場で働きたい。
□プライベートを尊重する風土のある職場で働きたい。
□役職にかかわらず権限を得られる職場で働きたい。
□世の中に貢献することが重視される職場で働きたい。
□何よりも仕事の成果を評価してもらえる職場で働きたい。
□いずれ独立できる可能性が高い職場で働きたい。
□ムダなコミュニケーションが少ない職場で働きたい。

著者プロフィール

著者の黒田真行（くろだ・まさゆき）さんは、1965年生まれ。ルーセントドアーズ株式会社代表取締役。ミドル世代専門転職コンサルタント。

1989年、関西大学法学部卒業後、株式会社リクルートに入社。『B-ing』『とらばーゆ』『フロム・エー』関西版編集長を経て、2005年から8年間、転職サイト「リクナビNEXT」編集長を務める。その後「リクルートエージェント」ネットマーケティング企画部長、「リクルートメディカルキャリア」取締役などを歴任。1万2000人を超える転職者・経営者・人事責任者への取材経験から、転職活動の具体的ノウハウや心理的支援、日本の中途採用市場、マッチングの構造に精通する。

2014年、「ミドル世代の適正なマッチング」を目指し、ルーセントドアーズ株式会社を設立。35歳以上に特化した転職支援サービス「Career Release40」を運営している。2019年、転職を前提としない中高年のキャリア相談プラットフォーム「CanWill」開設。また、転職メディアや人材紹介事業などの人材ビジネス各社の経営課題解決を支援する事業強化コンサルティングも展開している。

著書に『転職に向いている人転職してはいけない人』（日本経済新聞出版社）、『40歳からの「転職格差」』（PHPビジネス新書）、『採用100年史から読む人材業界の未来シナリオ』（佐藤雄佑さんとの共著／クロスメディア・パブリッシング）がある。