気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

『知らないと恥をかく世界の大問題11』世界を襲った新型コロナウイルス…この大転換期の裏で進むものとは? 池上彰さんが世界の「いま」を解説

池上彰さん著『知らないと恥をかく世界の大問題11 グローバリズムのその先』

池上彰さん著『知らないと恥をかく世界の大問題11 グローバリズムのその先』

池上彰さん著『知らないと恥をかく世界の大問題11 グローバリズムのその先』(角川新書)が、KADOKAWAより刊行されました。

 

ポスト・コロナの世界 独断か?協調か?リーダーの決断を問う!

突然世界を襲った新型コロナウイルス。コロナ危機対応に世界が追われる中、大転換期の裏で進むものは何か? アメリカ大統領選挙が行われる2020年。独断か? 協調か? 世界各国のリーダーたちの決断を問う――「知ら恥」シリーズ第11弾が登場です。

 
新型コロナウイルスの第2波に備える危機対応、貿易・ウイルス対策・5G・香港情勢などでの米中衝突激化、先進国にも広がる中国の「一帯一路」、トランプ和平案で悪化するパレスチナ問題、格差拡大からの資本主義の見直しの動き……等、ますます深刻になる世界の大問題をわかりやすく解説しています。

 

本書の構成

プロローグ 二極化する世界、深刻化する世界の大問題

ポスト・コロナに世界はどう備えるか?/イランの「イスラム革命防衛隊」司令官を殺害/トランプの大罪、「イラン核合意」からの離脱/米大統領選挙のゆくえ/トランプの党内人気は衰えず/イギリスがついにEU離脱/相次ぐ不祥事に長期政権の驕り/内在的論理を理解する 等

第1章 トランプ再選はあるのか? アメリカのいま

新型コロナ、トランプ相場を襲う/2020年の逆オイル・ショック/18年間の戦争に終止符/いまの共和党はトランプ党/福音派の一部がトランプ不支持を打ち出した/トクヴィルが予言した「多数者の専制」 等

第2章 イギリスEU離脱。欧州の分断と巻き返し?

イギリス、EU離脱、移行期間までの過程で注目は?/「北アイルランド紛争」再燃か/EUという「1つの大きな国」の組織/ロシアの憲法改正案。プーチンが陰の権力者として君臨? 等

第3章 アメリカが関心を失い、混乱する中東

中東で存在感を増す反米国家イラン/ソレイマニ司令官殺害は自分の選挙のため?/「川を渡っているときに馬を乗り換えるな」/トランプが「パレスチナ和平案」/シリアで新たな難民? 再びヨーロッパへ流入か/次のシリアはリビア?/トランプからプーチンへ中東の覇権移譲? 等

第4章 一触即発。火種だらけの東アジア

世界が注目! 台湾の天才IT大臣/「今日の香港は明日の台湾」/香港は「特別行政区」/先進国にも広がる「一帯一路」/5Gで米中が対立/中国を牽制する「人権法案」の数々 等

第5章 グローバル時代の世界の見えない敵

新型コロナ WHOが「パンデミック」と表明/第1次世界大戦を終わらせたのはスペイン風邪だった/宗教心が感染を広げる/温暖化のせいでヨーロッパが寒冷化?/各国の指導者を叱る17歳の環境活動家 等

第6章 問題山積の日本に、ぐらつく政権?

森友学園問題は「財務省」の忖度/加計学園問題は「文科省」の忖度/検事長の定年延長は安倍政権を守るため?/「桜を見る会」は何が問題か/いまにつながる中曽根康弘元首相の政治/「身の丈に合わせて……」萩生田発言に思う 等

エピローグ 2020年の風をどう読むか

東京オリンピック・パラリンピックが延期に/「難民の定義」を変えた緒方貞子さん/アフガニスタンで井戸を掘った中村哲さん/ポスト資本主義の時代/宇沢弘文が提起したもの/広い視野を持ち、多角的に考えるために 等

 

著者プロフィール

著者の池上彰(いけがみ・あきら)さんは、1950年生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学客員教授、愛知学院大学特任教授。立教大学、信州大学、日本大学、関西学院大学、順天堂大学でも講義を担当。

慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年間、『週刊こどもニュース』のお父さん役として活躍。2005年に独立。いまさら聞けないニュースの基本と本質をズバリ解説。

大ヒットとなった角川新書「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズ、『池上彰の世界から見る平成史』、『政界版 悪魔の辞典』、『知らないと恥をかく東アジアの大問題』(山里亮太さん、MBS報道局との共著)、『宗教の現在地 資本主義、暴力、生命、国家』(佐藤優さんとの共著)、角川文庫『池上彰の「経済学」講義(歴史編・ニュース編)』、単行本『池上彰が読む「イスラム」世界』、『池上彰とホセ・ムヒカが語り合った ほんとうの豊かさって何ですか?』、『池上彰とメ~テレが真剣に考える 南海トラフ巨大地震から命を守れ!』、『池上彰の戦争を考える』(いずれもKADOKAWA)など著書多数。

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です