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『捨て本』ホリエモンが指南する、新時代の“捨てる”生き方入門

堀江貴文さん著『捨て本』(徳間書店)

堀江貴文さん著『捨て本』(徳間書店)

ロケット開発などの宇宙関連事業、作家活動、オンラインサロンの運営、人気アプリプロデュース等、幅広く活動する実業家・堀江貴文さんの著書『捨て本』が、徳間書店より刊行されました。

 

常識や理屈に縛られ、思考停止した生き方をしている人が、どうすれば自由に生きられるのか?

本当にそれは必要ですか?
良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。
――だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。「これから」を、病まないで生きるために。

 
時代の寵児から一転した逮捕・収監を経て、令和元年、ついに日本初の民間ロケット打ち上げ実験を成功させた堀江貴文さん。
その折々にあったのは「捨てること」「持たないこと」を徹底した思考法でした。

もし、自分にある種の強さがあるとすれば、それは「捨てる」ことへの、ためらないのなさかもしれない――。幼少期の原体験から東大、ライブドア時代と、久し振りに自身の半生をゼロから振り返った「原点」がここにあります。

逆境にあっても未来を見据えながら、今を全身全霊で生きる。そのために、捨てるべきものは何か。持っていなければいけないものは何か。

本書は、ライフハック、お金、仕事から人間関係まで、「所有」という概念が溶けたこの時代に最適化して、幸せに生き抜くためのメソッド集です。

 

本書の構成

序章 this moment
大切なモノを捨てていくことが、本当に大切なモノにアクセスする手段となる。

第1章 from 1972 to 1990
所有欲 「所有」と「獲得」。この2つは似て非なるものだ。決して混同してはならない。
収集癖 レアな切手も「1億円」あれば手に入る。こんなものに意味はないのだ。
仲間 優先されるのは正論ではない。それで正しいことを言えなくなるなら「友だち」なんていらない。
プライド 辛く苦しいときに、どう対処するか。あえてピエロになるという選択。
気配り 自身の不変の枠組みを主張していけば評価のステージは必ず上がる。
ぶつかり合う勇気 人間関係はグラデーションなのだ。決してゼロかイチかのデジタルではない。
誰かのせい 自己否定の連続こそが強いアイデンティティを育てる。他人のせいにしても、あなたの未来は開けない。
お金か時間か 時間をショートカットするためには「借金」だって立派な手段。
「捨てる」こと 寂しさを避けるため現状維持を選ぶ。それは絶対に間違っている。一度「捨てる」と決めたら、「捨てられる」側は無視する。
COLUMN 貯金型思考と投資型思考/借金/プログラミング的思考/学歴/終身雇用

COLUMN「貯金型思考と投資型思考」挿絵] イラスト:竹田匡志

COLUMN「貯金型思考と投資型思考」挿絵] イラスト:竹田匡志

第2章 from 1991 to 2003
童貞マインド 女子が近くにいても挙動不審でまともに話せない。なぜなら「傷つきたくない」から。
就職 一流企業勤めか研究者の道か。よく考えてみたら「わざわざ大変な人生」を選択することだった。
執着 「自分の中の流れ」には逆らわない。流れに身を委ねて、ただ、目の前のことに集中する。
部下とビジネスパートナー 「同志」のような存在に期待しない。利害関係と目的が一致すればとりあえずビジネスはうまく進む。
人間関係 ステージごとに人間関係はリセットする。しがみついているのは、むしろあなたの方かもしれない。
体験 モノは盗まれるし朽ちていく。でも、体験は尽きない。誰からも奪われたりしない。
愛着 根拠のない「愛」とか、ましてや「縁起」とか(笑)。全部捨てて何が悪いのか?
他人への期待 「俺が育てた」ことなんてない。成功する人はひとりで、勝手に成功していく。
過度な自己評価 自己評価はあえて低く設定する。それがアウェイに挑戦するための原動力になってくれる。
結婚 ひとりきりは寂しかった。でも、自分で「捨てる」と決めたから後悔はしない。
 それは家族のため? 自分のため? 全部、違う。あなたは刷りこまれているだけだ。
子ども 自立するまで豊かな生活を守る。だから18年間、養育費をケチらず遅れず払い続けた。
COLUMN 持ち家/子ども/育児/結婚

COLUMN「結婚」挿絵 イラスト:竹田匡志

COLUMN「結婚」挿絵 イラスト:竹田匡志

第3章 from 2004 to 2013
後悔 良いこと・悪いことは表裏一体。だから過去も未来もあれこれ「考えない」。
アイデンティティ 絶対に捨ててはいけないもの。それは「自分が自分であること」だ。
家財一式 収監という「強制断捨離」。何もない部屋で感じたのはすがすがしさだった。
チーム 空中分解した僕の宝。目指す未来が失われたことは心底、悔しいと思った。
抵抗 「やるべきこと」をやった後は、悪あがきをしない。急な流れの中でケガをしないように。
信用 人は必ず嘘をつくからそれを前提に付き合う。100%の信用が担保された人間など存在しない。
恨み 唯一できることは「許す」こと。人も自分も変わっていくのだから。
幸せの単位 状況を受け入れて、できることを積み重ねる。罰ゲームは必ず終わるのだ。
分かち合うこと 独占ではなく共有。体験は共有することで楽しみのバリエーションが広がる。
金儲け かつて儲けまくった僕は痛感した。この国ではお金を儲けると損をする。
マインドシェア 恋人は20%ぐらいのシェア。図々しく他人とリスクを分け合っていこう。
COLUMN 洋服/語学/合コン/営業力

COLUMN「洋服」挿絵 イラスト:竹田匡志

COLUMN「洋服」挿絵 イラスト:竹田匡志

第4章 from 2013 to 2019
持ち物と思い出 思い出を捨てられない人はヒマなだけだ。場所はおろか時間まで取られてタチが悪すぎる。
修業 時間をかけないと得られないスキルは実はほとんど存在しない。「下積み」は既得権を守るためのポジショントークである。
嫌な仕事 辞められない理由はなんだろう。安心感? 安定感? 違う。”損切り”に臆病になっているのだ。
時間 「堀江さんのような仕事をしたい」と言ってくれる人は多いが、それは無理。時間への感覚がまったく違う。
好奇心 誰からも奪われることがない自分だけの人生の相棒が「捨てるもの」を最適化する。
遺伝子 本当に伝えるべきはゲノムではなくミームなのである。
COLUMN 副業/グローバル志向型とローカル志向型/習慣づけ

COLUMN「副業」挿絵 イラスト:竹田匡志

COLUMN「副業」挿絵 イラスト:竹田匡志

終章 to the future
これは確実な根拠と予測に裏づけられた成功するビジネスだ。

 

堀江貴文さん プロフィール

著者の堀江貴文( ほりえ・たかふみ)さんは、1972年生まれ。福岡県八女市出身。実業家。SNS media&consulting(株)ファウンダーおよび、ロケット開発事業を手がけるインターステラテクノロジズ(株)のファウンダーも務める。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。

2006年証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、実刑判決を下され服役。2013年釈放。
現在は宇宙関連事業、作家活動のほか、人気アプリのプロデュースなどの活動を幅広く展開。

2019年5月4日にはインターステラテクノロジズ社のロケット「MOMO3号機」が、民間では日本初となる宇宙空間到達に成功した。

2014年にはサロン「堀江貴文イノベーション大学校」をスタートした。

『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、西野亮廣さんとの共著『バカとつき合うな』(徳間書店)など、ベストセラー多数。

★メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」:https://www.horiemon.com
毎週月曜日発行。ビジネスや経済、最先端技術、時事問題など、独自の視点による解説や読者からのすべての質問に答えるQ&Aコーナーなど、堀江貴文さんの博覧強記ぶりが垣間見られる唯一の公式メルマガとなる。

 

cakesにて全文配信決定

クリエイターと読者をつなぐ配信プラットフォーム「cakes」にて、書籍発売と同日の2019年7月30日連載開始!

★URL:https://cakes.mu/creator/series/4369/

 

捨て本
堀江貴文 (著)

 


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