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『ど忘れをチャンスに変える思い出す力』脳科学者・茂木健一郎さんが伝授するAI時代の新しい脳の使い方

茂木健一郎さん著『ど忘れをチャンスに変える思い出す力 記憶脳からアウトプット脳へ!』

茂木健一郎さん著『ど忘れをチャンスに変える思い出す力 記憶脳からアウトプット脳へ!』

脳科学者・茂木健一郎さん自身が実践する全く新しい脳の活かし方を解説する『ど忘れをチャンスに変える思い出す力 記憶脳からアウトプット脳へ!』が、河出書房新社より刊行されました。

 

これからの脳の使い方は、「暗記・記憶=インプット」から「思い出す・創造する=アウトプット」へ変わる!

 
「うーん。あれだよ、あれ」。人の名前や商品のネーミングなどが、知っているはずなのに出てこない。“ど忘れ”をすると、「記憶力が悪くなった……」「老化が始まった……」などと悲観しがちですが、それは決してネガティブなことではありません。
ど忘れは、むしろ“チャンス”なのです。

 
この本のテーマは、「思い出す力」を取り戻し、強化すること。

「思い出す力」を鍛えれば、ど忘れしたとしても「そうだ、あれだ!」と思い出せるようになります。しかし本書は、そんな脳の健康維持にとどまりません。

AI(人工知能)が本格的に普及していく今、「思い出す力」を強化することは、あなた自身が結果を出すために必要な「新しい脳の使い方」なのです。

 
もともと人間の記憶には、「覚える」「保存する」「思い出す」という3つのプロセスがあります。従来の知識偏重社会では、このうちの「覚える」「保存する」に特化する傾向にあり、インプットすることが重視され、知識量が多い人が「頭がいい」とされてきました。しかしそれは、AI以前の話。

情報や知識をインプットする量では、人間はもはやAIに太刀打ちすることができません。「覚える」「保存する」だけでは限界があり、これからは「思い出す力」を取り入れることが、重要なポイントになるのです。

 
「思い出す」には、知識や情報を“知恵”に変える力があります。また脳が思い出そうとしている時に使う回路は、脳が新しいものを創造する時に使う回路と共通しています。

思い出す回路を強化することにより、創造力を高めることができるのです。

 
本書は、思い出すという行為が、過去をなつかしむものではなく、非常にクリエイティブな行為であること。そして従来の「暗記・記憶=インプット」偏重の脳から「アウトプット脳」に変えることが、現代人にとって不可欠であることを、脳科学から明らかにしていきます。

 
思い出す力を強化するのは、そんなに難しいことではありません。毎日の生活の中でほんの少しの時間、意識するだけでも十分。もっと言えば、ボーッとするだけでも効果があります。

他にも、思い出す力を高めるための効果的な方法や、誰もがすぐにできるアクションをふんだんに紹介しています。人生100年時代、そして大変革を迎える現代に、創造的かつ幸福に生きるための、新しい脳の活用法です。

 

本書の目次

 
はじめに

1章 脳はすぐにとらわれる

2章 ど忘れしたって大丈夫

3章 自分をモデルチェンジする

4章 あなたが気づいていない脳の可能性

5章 思い出す力でクリエイティブになる

6章 思い出す力を高める8つのレッスン

おわりに

 

茂木健一郎さん プロフィール

Photo: Uemura Akihiko

Photo: Uemura Akihiko

著者の茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)さんは、1962年生まれ。東京出身。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。脳科学者。

理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。2005年『脳と仮想』で第4回小林秀雄賞、2009年『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。

他の著書に『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』『最高の結果を引き出す質問力』『脳リミットのはずし方』など、多数。

 

ど忘れをチャンスに変える思い出す力: 記憶脳からアウトプット脳へ!

茂木健一郎 (著)

「僕が実践している、新しい脳活用法です!」
茂木健一郎

記憶力がいい=頭がいい、IQが高い=長期記憶の量が多いは間違いだった! 情報過多の現代、脳の記憶回路と創造性に不可欠なパワー「思い出す力」のすべて。著者実践の新しい脳の使い方。

 


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