『メンバーが勝手に動く最高のチームをつくる プレイングマネジャーの基本』自分がいなくてもメンバーが勝手に動く!
伊庭正康さん著『メンバーが勝手に動く最高のチームをつくる プレイングマネジャーの基本』が、かんき出版より刊行されました。
専任マネジャーとは違う「プレイングマネジャー」に特化したノウハウ
◎つねに忙しくて、時間に追われている
◎細かく指示を出さないと部下が動いてくれない
◎仕事を任せたくても部下が育たない
◎残業が禁止されているうえ、誰も手伝ってくれないので仕事を家に持ち帰る
◎ストレスが溜まって胃が痛い。疲れる
日本の課長職の99.2%が、プレイングマネジャーだと言われています。そして、そのうちの60%が「プレイヤーとしての業務活動が、マネジメント業務に支障をきたしている」と回答しているのです(産業能率大学・「上場企業の課長に関する実態調査」2018年)。
プレイヤーとしての業務とマネジメント業務の両立は、思った以上に大変です。部下に仕事を任せようと思っても、任せられる人材がいない。
自分の目標数字だけでなく、チーム全体の数字も課せられているため、つねに自分自身が最前線で営業活動をする。その結果、部下とのコミュニケーションが希薄になり、部下から「もっと、関心を持ってほしい」というクレームが出る……。
そんな専任マネジャーとは本質的に違う「プレイングマネジャー」に特化したノウハウをお伝えするのが本書です。
仕事を「足し算」で考えるのではなく「掛け算」で考え、あなたが席にいなくても、仕事がまわる組織づくりをする。これが、プレイングマネジャーに課せられた責務なのです。
自分がいなくてもメンバーが勝手に動く最高のチーム
著者は、かつては、リクルートの求人広告部門で営業マネジャーをしていた人物。
当時、「リーダーシップ」や「部下育成」「チームマネジメント」など、専任マネジャーのためのノウハウ書を読み漁ってはいたものの、やることが増えるばかりで、一向に仕事がラクになりませんでした。
そこで、プレイングマネジャーのための働き方のノウハウを自分なりにつくり出すことを決心。チームマネジメントだけでなく、時間管理、コミュニケーション、ティーチング、エンパワーメント(権限移譲)……、さまざまなメソッドを掛け合わせ試行錯誤するうちに、少しずつチームの状態が上向き、業績が上がるようになってきました。
さらに、個人の業務を部下に任せられるようになったことで、自分自身をラクにすることもできました。最終的に、部下の力だけで好業績を出せるようになったのです。
つまり、「自分がいなくてもメンバーが勝手に動く最高のチーム」をつくることに成功したのです。
今では、そのノウハウを、大手企業を中心に研修プログラムとして提供し、これまでに1万2000人を超えるプレイングマネジャーに教えてきました。
ちなみに、この研修のリピート率は95%。たくさんのプレイングマネジャーから、「仕事が劇的にラクになった」「マネジメントに対する不安がなくなった」「チーム全体で成果を上げられるようになった」といううれしい反響があるとのことです。
本書では、そのノウハウを、読者が自身で実践できるようカスタマイズして紹介していきます。
さらに、巻末には「特別付録」として、プレイングマネジャーが覚えておきたいスピードアップ仕事術(音速仕事術)を収録。ここでは、著者がこれまで実施した研修で紹介し、最も反響の大きかったtipsを7つ紹介しています。
本書を読めば、きっと、部下の成長が加速し、あなたがいなくてもメンバーが勝手に動く、最高の自主運営のチームをつくることができるはずです。
本書の目次
序章 最高のチームをつくる プレイングマネジャーの5つの心得
第1章 誰にでも不安なく引き継げる 仕事の任せ方
第2章 いちいち言わなくても勝手にメンバーが動く 仕組みのつくり方
第3章 無駄を削減し、効率を上げる チームの仕事の減らし方
第4章 あなたがいなくても仕事がまわる チームのまとめ方
第5章 部下の主体性とやる気が高まる プレイングマネジャーの考え方
特別付録 覚えておきたい! プレイングマネジャーのための音速仕事術
伊庭正康さん プロフィール
著者の伊庭正康(いば・まさやす)さんは、1969年生まれ。京都出身。株式会社らしさラボ 代表取締役。
1991年、リクルートグループ入社。4万件を超える訪問営業を通じて学んだ、「余計なことをやらず、成果が出ることのみに集中する」というポリシーを武器に営業職として活躍。プレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で年間全国トップ表彰を4回受賞するなど、累計40回以上の社内表彰を受け、営業部長に昇進。その後、30代で株式会社フロムエーキャリアの代表取締役に就任するなど、若くして重要ポストを歴任する。
2011年、企業研修を提供する「株式会社らしさラボ」を設立。短時間で圧倒的な成果を上げるため、成果が上がらない原因になっている仕事の無駄や、思い込みを徹底的に洗い出し、それらを捨てることの大切さを説くべく、自ら年間200回を超える研修をさまざまな業種の企業に提供している。なかでも、本書の元となったプレイングマネジャー向けの研修は、95%という驚異的なリピート率を誇り、これまで12000人以上が受講。大手企業を中心とするクライアントから厚い信頼を得ている。
著書に、『面倒な“やりとり”がシンプルになる仕事のコツ48』(かんき出版)、『残業ゼロの人の段取りのキホン』(すばる舎)、『強いチームをつくる! リーダーの心得』(明日香出版社)など多数。
メンバーが勝手に動く最高のチームをつくる プレイングマネジャーの基本 伊庭 正康 (著) 自身の仕事とマネジメントのはざまで悩む「プレイングマネジャー専用」の仕事論! 本書は、「プレイングマネジャー」の仕事を、劇的にラクにすると同時に、チーム全体で成果を上げるためのノウハウを紹介する本です。 なぜ、「マネジャー」や「リーダー」ではなく「プレイングマネジャー」なのか。 |
◆『面倒な“やりとり”がシンプルになる仕事のコツ48』なるべく、たくさん、かなり…あいまい言葉で仕事したらアウト―ッ! | 本のページ