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【第67回小学館児童出版文化賞】今井恭子さん『こんぴら狗』とシゲリカツヒコさん『大名行列』が受賞

小学館は9月13日、第67回小学館児童出版文化賞の受賞作を発表しました。

 

第67回小学館児童出版文化賞は今井恭子さんとシゲリカツヒコさんがW受賞!

小学館児童出版文化賞では、審査委員・作家・画家・写真家・各出版社・新聞社・児童文化団体・図書館・書店児童図書担当者・読者からの推薦を募り、それに事務局が収集した作品を加えて予備選考を行います。そこで選ばれた候補作を対象に、最終選考会が開催され、審査委員の荒井良二さん、今森光彦さん、鈴木のりたけさん、富安陽子さん、森絵都さんの5氏による審査の結果、次の通り、受賞作が決定しました。

 
■第67回小学館児童出版文化賞

今井恭子(いまい・きょうこ)さん
『こんぴら狗』(くもん出版)

シゲリカツヒコ(しげり・かつひこ)さん
『大名行列』(小学館)

 
受賞者の今井恭子さんとシゲリカツヒコさんには、正賞としてブロンズ像が、副賞として賞金100万円が贈られます。贈賞式は、11月15日に都内で開催予定。

※受賞作の概要、受賞者プロフィールなど詳細は、https://www.shogakukan.co.jp/sites/default/files/manual/2018jidousyuppan.pdf(PDF)をご覧ください。

 
なお、今回の候補作は以下の作品です。

【候補作品】 ※敬称略
『あいたくなっちまったよ』(きむらゆういち・竹内通雅/ポプラ社)
『おふとんさん』(コンドウアキ/小学館)
『くるみのなかには』(たかおゆうこ/講談社)
『こんとんじいちゃんの裏庭』(村上しいこ/小学館)
『こんぴら狗』(今井恭子/くもん出版)
『さよなら田中さん』(鈴木るりか/小学館)
『しんごうきピコリ』(ザ・キャビンカンパニー/あかね書房)
『大名行列』(シゲリカツヒコ/小学館)
『たぬきの花よめ道中』(最上一平・町田尚子/岩崎書店)
『奮闘するたすく』(まはら三桃/講談社)
『ホテルやまのなか小学校』(小松原宏子/PHP研究所)
『モノモノノケ』(tupera tupera・阿部高之/アリエスブックス)

 

小学館児童出版文化賞について

小学館児童出版文化賞は、小学館が1952年に創業30周年を記念して創設。文学部門と絵画部門の2部門から構成されていましたが、1960年より小学館文学賞と小学館絵画賞に分離独立、1996年から発展的に統合し、現在の名称となっています。

同賞は、児童出版文化の向上に貢献すると認められる作品及び作家を毎年選定し顕彰。4月から翌年3月までに発表された絵本、童話・文学(フィクション・詩・シナリオなど)、その他(ノンフィクション・科学絵本・図鑑・事典など)の出版物(翻訳・キャラクター・コミックスなどは除く)で、幼年ならびに少年少女に推薦したい優れた作品を対象としています。

 

こんぴら狗 (くもんの児童文学)
犬が一匹で、江戸から讃岐の金毘羅さんまでお参りに!?

江戸時代、伊勢参りや金毘羅参りは庶民の憧れ。でも自分はなかなか旅には出られないから、代わりに飼っている犬にお参りに行かせる。そんな、今では信じられないユニークな風習がありました。
中でも讃岐の金毘羅まで、代理でお参りにいく犬のことを「こんぴら狗」といいます。
本作はその「こんぴら狗」を題材に描かれました。

主人公は雑種犬のムツキ。捨てられ、弱りはてていたところを拾ってくれたのが、飼い主の弥生。でも、今度は弥生が病気でふせってしまいます。
弥生の治癒祈願のため、ムツキは「こんぴら狗」として、江戸から金毘羅参りに向かうことになります。
まずは京都まで、ムツキをかわいがってくれている瀬戸物問屋のご隠居と一緒に向かいますが…。
波乱に満ちたムツキの旅と、道中での出会いと別れ。ムツキの旅を応援し、ムツキの金毘羅参りにささやかな祈りを託す人々の温かさを描き出します。

装画・挿絵は、レトロポップな画風で知られるいぬんこさん。江戸時代の庶民たちを生き生きと描きます。
3年にわたる取材を経て書きあげられた、こだわりの本格歴史犬小説をぜひお楽しみください。

 
大名行列 (おひさまのほん)
びっくりの行列がどんどん続く!

「したに~、したに~」の声が響く大名行列。いかめしいお侍さんの行列・・・と思いきや、馬が巨大化? あら、団子屋さんで休憩? いやいや、妖怪、マンモス、恐竜に宇宙人まで出てくるよ!?
いったいこの行列はどうなって、どこに行くの?

詳細な武士の姿は超リアルなだけに、変化していく姿もリアルで何とも不思議。
ただ眺めているだけで飽きない、おもしろ不思議絵本。

【編集担当からのおすすめ情報】
武士やその小道具が細密に描かれていて、それだけで見る価値ありですが、そこに仕掛けや隠し絵があって、何度も楽しめます。
この美しい絵がすべてCGではなく、原画で描かれているのに、原画を見ている私もびっくりしています。

 
【関連】
第67回『小学館児童出版文化賞』最終選考結果のお知らせ | 小学館
速報 第67回『小学館児童出版文化賞』が決定いたしました。〔PDF〕

 


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