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【第36回柴田錬三郎賞】池井戸潤さん『ハヤブサ消防団』が受賞

集英社は、柴田錬三郎さんの業績を称えて創設された「第36回柴田錬三郎賞」の受賞作を発表しました。

 

第36回柴田錬三郎賞が決定!

第36回柴田錬三郎賞が、次の通り決定しました。
選考委員は、伊集院静さん、逢坂剛さん、大沢在昌さん、桐野夏生さん、篠田節子さん、林真理子さん。

 
<第36回柴田錬三郎賞 受賞作品>

池井戸潤(いけいど・じゅん)さん
『ハヤブサ消防団』(集英社)

 
受賞者の池井戸潤さんは、1963年生まれ、岐阜県出身。慶應義塾大学卒業。1998年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞。主な作品に「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ノーサイド・ゲーム』『シャイロックの子供たち』など。

池井戸潤さんには、正賞として記念品が、副賞として300万円が贈られます。

 

柴田錬三郎賞について

柴田錬三郎賞は、「『眠狂四郎無頼控』をはじめ、不羈の想像力を駆使した数々の作品でひろく大衆の心をうち、ロマンの新しい地平を切り拓いた故・柴田錬三郎さんの業績を称えて」創設された文学賞です。

「現代小説、時代小説を問わず、真に広汎な読者を魅了しうる作家と作品」を顕彰。集英社と一ツ橋綜合財団が主催し、前年7月1日から、本年6月30日までに刊行された小説の中から、最優秀作を選びます。

 

ハヤブサ消防団
池井戸 潤 (著)

主演・中村倫也!木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日) DVD&Blu-ray 2024年1月26日(金)発売決定

ミステリ作家vs連続放火犯
のどかな集落を揺るがす闘い!

東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る───。連続放火事件に隠された真実とは?

地方の小さな町を舞台にした、池井戸作品初の“田園”小説として、「小説すばる」連載中から話題を呼んだ珠玉のミステリ。

 
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柴田錬三郎賞 | 集英社

 


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