柚月裕子さん警察小説『朽ちないサクラ』が杉咲花さん主演で映画化!
柚月裕子さんのノンストップ警察ミステリー『朽ちないサクラ』(徳間文庫)が、杉咲花さん主演で映画化、2024年6月21日(金)に全国公開されることが決定しました。
小説『朽ちないサクラ』について
第5回徳間文庫大賞を受賞した本書は、「孤狼の血」シリーズ、『盤上の向日葵』などを手掛ける人気ミステリー作家・柚月裕子さんによる警察ミステリーです。
警察広報職員の森口泉がストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死をきっかけに事件を追い始め、やがて不条理な倫理、巨大な闇に挑んでいくことに──。
【あらすじ】
警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!?
警察不祥事のスクープ。新聞記者である親友に裏切られたのか……口止めした警察広報職員の森口泉は愕然とする。情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が遺体となって発見された。泉は、警察学校の同期・磯川刑事と独自に調査を始める。
次第に核心に迫る二人は、やがて事件に潜む醜い闇を知ることとなる。
(解説:村上貴史さん)
なお、『朽ちないサクラ』の続編となる、「サクラ」シリーズ第2弾『月下のサクラ』が文庫化され、2月9日(金)に徳間文庫より刊行されます。
映画化に際しての柚月裕子さんのコメント
警察の不祥事で起きてしまったストーカー事件を軸に、主人公の泉は親友の死の謎と、事件の真相、社会の闇に迫っていきます。困難に立ち向かっていく泉たちの活躍を、一緒に応援していただけますと嬉しいです。
──柚月裕子
著者プロフィール
柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)さんは、1968年生まれ、岩手県出身。2008年『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。
2013年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、2016年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同年『慈雨』で〈本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10〉第1位を獲得した。
他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『あしたの君へ』『合理的にあり得ない』『盤上の向日葵』などがある。
6月21日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開! 映画『朽ちないサクラ』概要 〔敬称略〕
■主演:杉咲花
■原作:柚月裕子『朽ちないサクラ』(徳間文庫)
■監督:原廣利
■脚本:我人祥太 山田能龍
■製作幹事・配給:カルチュア・エンタテインメント
■配給:カルチュア・パブリッシャーズ
■制作プロダクション:ホリプロ
■製作:映画「朽ちないサクラ」製作委員会(カルチュア・エンタテインメント、U-NEXT、TCエンタテインメント、徳間書店、ホリプロ、ムービック、nullus)
(c)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
★公式サイト:https://culture-pub.jp/kuchinaisakura_movie/
朽ちないサクラ (徳間文庫) 柚月 裕子 (著) |
<続編>
月下のサクラ (徳間文庫) 柚月裕子 (著) シリーズ累計27万部突破! 念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉。記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。だが配属当日、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚。メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚だった。署が混乱する中、さらに殺人事件も発生。組織の闇に泉の正義が揺れる。 |
【関連】
▼映画「朽ちないサクラ」公式サイト
◆一振りの刀が巻き起こす美と血のノワール! 荻堂顕さん「日本推理作家協会賞」受賞第一作『飽くなき地景』が刊行 | 本のページ
◆浅倉秋成さん『まず良識をみじん切りにします』刊行記念トーク&サイン会を開催 | 本のページ
◆赤川次郎さん×小池真理子さん×新津きよみさん×松本清張さん×宮部みゆきさん×矢樹純さん〈家族ミステリ〉アンソロジー 『偽りの家』が刊行 | 本のページ
◆大倉崇裕さん〈怪獣パニック×本格ミステリ〉『怪獣殺人捜査 殲滅特区の静寂』が文庫化 「怪獣チェイサー」を第0話として加筆修正のうえ再録 | 本のページ