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多崎礼さん「レーエンデ国物語」公式ガイドブック『レーエンデの歩き方』が刊行

2024年本屋大賞でシリーズ作品として初めてノミネートされた、多崎礼さんによる王道国産ファンタジー「レーエンデ国物語」の公式ガイドブック『『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方』が講談社より刊行されました。

2023年6月に刊行された第一部から最新刊の第四部までの情報をこの一冊に集約。「レーエンデ国物語」で描かれたストーリー、年表、登場人物の移動ルート、人物相関図、名セリフ、聖イジョルニ帝国の歴史から支配構造、地誌……などを解説します。

 

第一部から第四部までの記録を完全網羅!

“革命の話をしよう”という一文から始まる、ファンタジー小説「レーエンデ国物語」。この小説は、大国に挟まれた地政学的要因、特殊な自然環境などから苦難の歴史を歩むレーエンデ国が舞台となっています。

物語は、各部ごとに異なる登場人物、時代設定で展開するクロニクル仕立てとなっていて、すでに第一部から第四部までが刊行されています。その世界観に魅了されたファンは多く、ベストセラーシリーズとなりました。本書は、この物語世界を細部にわたり深く掘り下げ、多くのカラービジュアルと共に解説していく公式ガイドブックです。

 
本書は第一部から第四部まで読んだファンに向けて、各部ごとの物語解説はもちろんのこと、年表、登場人物の移動ルート、人物相関図、名セリフ集、聖イジョルニ帝国の歴史から支配構造、レーエンデ国の地誌までを詳細に解説しています。

 
小説ではモノクロで掲載されていたキャラクターイラストや、第一部から第四部まで歴史を経るごとに変化するマップをカラーで収録。装幀イラストの完全版や、「竜の首」「ボネッティ座」など印象深いシーンの描き下ろしイメージボードも掲載しています。

さらには、著者が物語制作のために描いた大陸やノイエレニエの市街地マップ、アルトベリ城やルミニエル座の見取り図など、これまでどこにも発表されていない図版も収められています。そして、「いかにしてこの壮大な物語世界が作り上げたのか?」に迫る著者へのロング・インタビューも敢行。

 
第一部から第四部まで読んだファンが、今一度レーエンデの物語世界を旅するガイドブックとして、そして完結編となる第五部にむけて物語を振り返る一冊です。

 

著者プロフィール

多崎礼(たさき・れい)さんは、2006年『煌夜祭』で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。2023年『レーエンデ国物語』を刊行。同シリーズは2024年本屋大賞にノミネートされる。

著書に「〈本の姫〉は謳う」「血と霧」シリーズなど。

 

『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方
多崎 礼 (原著), 講談社 (編集)

本書は、この物語の作品世界の細部にわたり掘り下げ、多くのカラービジュアルと共に解説していく公式ガイドブックです。
各部ごとの物語解説はもちろんのこと、年表、登場人物の移動ルート、人物相関図、名セリフ集、聖イジョルニ帝国の歴史から支配構造、レーエンデ国の地誌まで完全網羅。印象深いシーンの描き下ろしイメージボードに加え、カラーのキャラクターイラスト、装幀イラストの全貌、さらには著者が物語制作のために制作した図版など、ビジュアルでも『レーエンデ国物語』を改めて楽しめる内容になっています。そのほか、著者への
ロング・インタビューも収録。いかにして、この壮大な物語世界が作り上げられたのかを、あきらかにします。

レーエンデ国物語
多崎 礼 (著)

行こう、あなたと。
家を抜け出して、少女は銀霧が舞う森へと旅に出る。

絶賛沸騰の王道ファンタジー!

―――
続々推薦の声!

「この波瀾に満ちた別世界をヒロインとともに歩めるのは読者(あなた)の特権です」
――田中芳樹(『アルスラーン戦記』)

「魅せられた。
銀呪の地、レーエンデに。
ファンタジーはこうでなくっちゃ!」
――柏葉幸子(『霧のむこうのふしぎな町』)

「読後、放心し、空を見上げ、トリスタン、と呟く」
――恒川光太郎(『夜市』)

「これから寝床に入る者は幸福だ。
朝よ来るなと怯える夜も、この物語があればいい!」
――紅玉いづき(『ミミズクと夜の王』)

「懐かしい幻想の薫りに浸る、幸せな読書でした。
――行こう。恐ろしくも美しい、レーエンデの国へ」
――柳野かなた(『最果てのパラディン』)

―――
〈あらすじ〉
異なる世界、聖イジョルニ帝国フェデル城。
家に縛られてきた貴族の娘・ユリアは、英雄の父と旅に出る。
呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。

空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。
その数々に魅了されたユリアは、はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく。

 
【関連】
『レーエンデ国物語』多崎礼 公式サイト 講談社

 


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