森晶麿さん〈ジャンク飯×ミステリ×推し活〉のハイカロリーエンタメ『名探偵の顔が良い 天草茅夢のジャンクな事件簿』が刊行
「黒猫シリーズ」や「偽恋愛小説家シリーズ」で知られる森晶麿さんによる新感覚タッグミステリ『名探偵の顔が良い 天草茅夢のジャンクな事件簿』が新潮文庫nexより刊行されました。
グルメはB級、推理はA級、推しへの愛はSS級!
『名探偵の顔が良い 天草茅夢のジャンクな事件簿』は、炭水化物多め、油多め、カロリー高めの料理=ジャンク飯に没頭する主人公が、密室での見立て殺人という本格ミステリ要素てんこ盛りの殺人事件に巻き込まれ困っていたところ、神のような存在だった推し=天草茅夢にジャンクなごはん屋で偶然出会い、二人でまさかのコンビを結成し、謎を解き明かしていくというハイカロリーエンタメ小説です。
【あらすじ】
ある日、職場で不可解な殺人事件に巻き込まれた潤子。事情聴取後、日課のジャンク飯を食べに向かうと、なんとそこには愛しの推し・天草茅夢の姿が!
突然の出会いで興奮収まらぬ中、ジャンク飯への愛で意気投合した二人。事件のことを打ち明けると、彼は目を輝かせ推理を始めた。う~ん、この探偵、頭も良いけど何より“顔が良い”。推しが探偵で、助手が私の新感覚タッグミステリ!
◆登場するジャンク飯
〈やみつき温玉 唐揚げ炒飯〉
大盛り炒飯の上にジューシーな唐揚げ、とろとろの温泉卵を混ぜていただくやみつき飯。
〈のせ杉ホットドッグ〉
大量の細いソーセージが挟まれ、ピクルス、生玉ねぎ、オリーブ、チーズがかけられた絶品。
〈本格インド風カレー皿うどんライス〉
香辛料たっぷりのカレーに、 やみつきになるパリパリ麺をミックスした相性抜群の逸品。
〈味噌カツオニオンリング豚骨拉麺〉
バリ堅の細麺の合間にとんかつとオニオンリングの油がしみこんだ満足度抜群の至高の一品。
本書の目次
第一話 やみつき天誅
第二話 双生児が多すぎる
第三話 華麗なる降霊
第四話 ミッシングリングを探れ!
エピローグ
著者プロフィール
森晶麿(もり・あきまろ)さんは、1979年生まれ、静岡県出身。2011年『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞。
著書にこの「黒猫シリーズ」や「探偵シリーズ」「偽恋愛小説家シリーズ」、その他の著書に『かぜまち美術館の謎便り』『キキ・ホリック』『探偵と家族』『超短編! ラブストーリー大どんでん返し』『チーズ屋マージュのとろける推理』『切断島の殺戮理論』などがある。
名探偵の顔が良い:天草茅夢のジャンクな事件簿 (新潮文庫) 森 晶麿 (著) 事件に巻き込まれた私を助けてくれたのは“愛しの推し”でした。 |
【関連】
▼試し読み | 『名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―』森晶麿 | 新潮社
◆宇佐美まことさん〈慟哭と郷愁〉のミステリ『その時鐘は鳴り響く』が刊行 | 本のページ
◆矢樹純さん〈戦慄の家族図鑑〉『血腐れ』が刊行 | 本のページ
◆ひとりでは行かせない!強制送還される父を追って、自らアウシュヴィッツ行きを志願する息子──ノンフィクション『アウシュヴィッツの父と息子に』が刊行 | 本のページ
◆生誕120周年記念!城昌幸の掌篇小説を全二巻に集成『みすてりい』『のすたるじあ』が刊行 | 本のページ