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【第11回静岡書店大賞】『成瀬は天下を取りにいく』『レプリカだって、恋をする。』『おすしがふくをかいにきた』ん『14ひきのひっこし』が受賞

静岡県の新刊書店員と図書館、学校図書館に携わる人が「今、いちばん読んで欲しい本」を投票する「第11回静岡書店大賞」の結果が発表されました。

 

静岡の書店員と図書館員が選ぶ「第11回静岡書店大賞」が決定!

第11回静岡書店大賞の各部門の大賞受賞作は次の通りです。

■小説部門
宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)

■児童書・新作部門
田中達也さん『おすしがふくをかいにきた』(白泉社)

■児童書・名作部門
いわむらかずおさん『14ひきのひっこし』 (童心社)

■映像化したい文庫部門
榛名丼さん『レプリカだって、恋をする。』 (KADOKAWA)

 
<「小説部門」受賞:宮島未奈さん コメント>

生まれ育った静岡の賞を授かることができて光栄です。
さっそく故郷に錦を飾ることができました。
物語の舞台は滋賀県ですが、静岡の皆さまにも読んでいただけるとうれしいです。

 
https://twitter.com/Shincho_Bungei/status/1732022024011129065

 
<『レプリカだって、恋をする。』著者&イラストレーター&コミカライズ著者 コメント>

◎榛名丼さん
このたびは静岡書店大賞 映像化したい文庫部門にて1位をいただき、誠にありがとうございます。
受賞作である『レプリカだって、恋をする。』は、わたしが生まれ育った静岡の地を舞台にしたお話です。主人公は高校生の女の子で、用宗に住んでいて、県内のさまざまな施設やお店が物語のなかに登場します。
わたしにとって静岡は最も身近な場所ですが、だからこそ、読んでくださった方に静岡の魅力が伝わり、静岡に行ってみたいと感じていただけたら嬉しいなと思っております。
作家としてまだまだ未熟なところだらけですが、この結果を励みに今後も誰かの胸に響くようなお話を書いていきたいです。

◎raemzさん
『レプリカだって、恋をする。』映像化したい文庫部門1位、おめでとうございます…!
わたしは静岡県に何回か行ったことがありますが、景色がとても綺麗なところで印象に残っています。
特に海が素敵でイラストを描く時にはよくイメージがわきます。
小説ではそのような経験をいかして、作画ができ、その上このような賞をいただいて大変光栄に思います。
今後も作品が続いてまいりますので、読者の皆さんもご期待ください!

◎花田ももせさん
静岡書店大賞の受賞おめでとうございます!
私もレプリコを初めて拝読させていただいた時はレプリカであるナオちゃんの一生懸命で純粋無垢な姿に胸を打たれ、震えるほど感動しました。コミカライズ担当として関わらせていただけて本当に幸せです。一ファンとしてもこれからの物語を楽しみにしています!
男性でも女性でも楽しめるお話ですし、普段ラノベを読まない方でも読みやすいと思うのでぜひたくさんの方におすすめしたいです。

 

 

 

 

「静岡書店大賞」とは

「静岡書店大賞」とは、県内の新刊書店員と図書館、学校図書館に携わる人が投票権を有し、その投票結果のみで大賞を決定する静岡県独自のオープン文学賞です。

第11回開催の投票対象となる本は、2022年9月1日から2023年8月31日までの一年間に刊行された日本の小説、日本の文庫(テーマ:映像化してほしい文庫)、及び日本の児童書(絵本・童話)です。

★「静岡書店大賞」公式サイト:https://sstaisyou.eshizuoka.jp/

 

成瀬は天下を取りにいく
宮島 未奈 (著)

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。
各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!

2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
発売前から超話題沸騰! 圧巻のデビュー作。

おすしが ふくを かいにきた (MOEのえほん)
田中達也 (著)

マグロのおすしがお店に買い物にやってきた!
タマゴ、エビとたくさんあるすしネタから、何に変身するのかな?
身近なものを、本物そっくりの何かに見立てる「みたて」の世界で、楽しいストーリーを作り上げる田中達也の絵本第2弾!
おすしやアイスクリーム、ソーセージやいちごが、とってもリアルな仮想の街で愉快なお買い物を楽しみます。すみずみまで楽しい写真絵本。

14ひきのひっこし (14ひきのシリーズ)
いわむら かずお (著)

新しいすみかをもとめて、14ひきのねずみの一家の大移動。野をこえ、谷をわたって、着いたところは。

レプリカだって、恋をする。 (電撃文庫)
榛名丼 (著), raemz (イラスト)

16歳、夏。はじめての、青春。――第29回電撃小説大賞《大賞》受賞作。

――応募総数4,128作品の頂点――
第29回電撃小説大賞《大賞》受賞作

具合が悪い日、面倒な日直の仕事がある日、定期テストの日……。彼女が学校に行くのが億劫な日に、私は呼び出される。
愛川素直という少女の分身体、便利な身代わり、それが私。姿形は全く同じでも、性格はちょっと違うんだけど。
自由に出歩くことはできない、明日の予定だって立てられない、オリジナルのために働くのが使命のレプリカ。
だったはずなのに、恋をしてしまったんだ。
好きになった彼に私のことを見分けてもらうために、髪型をハーフアップにした。
学校をサボって、内緒で二人きりの遠足をした。そして、明日も、明後日も、その先も会う約束をした。
名前も、体も、ぜんぶ借り物で、空っぽだったはずの私だけど――この恋心は、私だけのもの。
海沿いの街で巻き起こる、とっても純粋で、ちょっぴり不思議な“はじめて”の青春ラブストーリー。

 
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静岡書店大賞

 


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