布里斯さん『ヘレナとオオカミさん』が第14回「金漫獎」で金漫大賞(グランプリ)を受賞
KADOKAWAより10月に刊行された、台湾出身漫画家・布里斯(ブリス)さん作『ヘレナとオオカミさん』(原題:『海倫娜與大野狼先生』が、10月26日に開催された第14回金漫獎(主催:文化部)において、金漫大賞を受賞しました。
台湾発のハートフルコミック『ヘレナとオオカミさん』が台湾で最も権威のある漫画賞「金漫獎」で金漫大賞を受賞
「金漫獎」は、台湾漫画界における最高峰の祭典で、2010年に創設されました。台湾漫画界の更なる発展、新人作家の発掘を目的としています。
「金漫大賞」は「年間漫画賞」の受賞作品のうち、最も優秀な作品に贈られる最高位の賞(グランプリ)です。
※台湾・文化部・金漫獎公式HP<https://gca.moc.gov.tw/home/zh-tw>等より引用。
<布里斯(ブリス)さん 受賞コメント>
「ヘレナとオオカミさん」が台湾で賞を受賞したことを、日本の皆様にお伝えすることができ、とても嬉しく光栄に思います。
また、受賞より前に、この作品を日本の皆様にお届けできたことも、大変嬉しく思います。
このような功績は、この作品を描いているときには思いもしなかったことでした。
この作品は私の過去の経験から生まれたもので、賞を受賞し、海外で出版されたことは、この物語が人々に共感をもたらしている証拠かもしれません。
ですので、日本の皆様にもこの物語を楽しんでいただけるはずだと、少し自信を持って言えます!
改めて、この作品を支えてくださったすべての方々に、心から感謝申し上げます!
――布里斯(ブリス)
【『ヘレナとオオカミさん』あらすじ】
大切なことは、絵本が教えてくれた。
孤児院で暮らす少女「ヘレナ」は絵本を読むのも描くのも大好き。ある日、一番大好きな絵本作家「悪いオオカミさん」のサイン会に行けることになり大喜び。
一方で、残酷な絵本作家と呼ばれ、子供から大人まで人気を博している「悪いオオカミさん」は、思うように絵本が描けず周りの人に攻撃的な態度をとっていた。
そんな姿を垣間見たヘレナだったが、サイン会の後、ひとりで会いに行くことに。最初は彼女を疎ましく思う悪いオオカミさんだったが、自分の過去の姿と重ね合わせ、放っておけずにいた。
辛い出来事と向き合わざるを得なくなったヘレナに対し、悪いオオカミさんは、描きかけの絵本を一緒に完成させようと提案する。逃げずに真っ直ぐヘレナと向き合う悪いオオカミさん。ふたりはどんな結末を導き出すのか──。
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著者プロフィール
布里斯(ブリス)さんは、台湾出身の漫画家。
「おじさん×少女」など、両極端なキャラクターの組み合わせをこよなく愛する。
「巴哈姆特(バハムート)2015創作大会」漫画部門で金賞を受賞。受賞作品は「嗜心魔女」。
主な作品に「魔法婚約」(ペンネーム:不理不理)、「ヘレナとオオカミさん」などがある。
★X(Twitter)アカウント:https://twitter.com/mm050728
ヘレナとオオカミさん 上 (MFC) 布里斯 (著) 大切なことは絵本が教えてくれた。 孤児院で暮らす少女「ヘレナ」は絵本を読むのも描くのも大好き。 |
ヘレナとオオカミさん 下 (MFC) 布里斯 (著) 楽しいことも 辛いことも 全部もう 二度と忘れない。 受け入れがたい真実と向き合わざるを得なくなったヘレナ。 |
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