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ダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊さんエッセイ第2弾『納税、のち、ヘラクレスメス』が刊行

「ダ・ヴィンチ・恐山」名義でウェブサイト「オモコロ」ほかで活躍する品田遊さんのエッセイ集『納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々』が朝日新聞出版より刊行されました。

 

こちとらこう生きるしかないんだ――ダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊さんによる【2000日超】×1500字の脳内記録!

2018年から毎日欠かさず投稿を続ける日記「ウロマガ」(居酒屋のウーロン茶マガジン)の、2000日超の投稿から厳選した記事を全文加筆修正、再構成して、エッセイからコラム、小説まで品田遊さんの鮮やかな表現をたっぷり味わえる超贅沢な一冊です。好評4刷『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』に続く、第2弾となります。

 
今回も、品田遊さんの原案を元に新鋭の漫画家・山素さんが描く「イデアのゆりかご」を収録。さらに、日記エッセイスト・古賀及子さんとの対談「日記を毎日書くふたり」も特別収録。

 
<刊行記念キャンペーン実施中!【1月31日(金)まで】>

第1弾『キリンに雷が落ちてどうする』を手元に、品田遊さん特製の“謎解き”に挑戦!
正解回答者の方たちには限定コンテンツをプレゼント。参加締め切りは2025年1月31日(金)までです。応募方法の詳細は『納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々』のオビをご確認ください。

 

モノモノの章「夜」より

たいていの日記は夜に綴られるが、日中の疲れが文章に反映されることは避けられない。それってなんだか、総括される1日に対して失礼なんじゃないか。疲れているのは日記を書いている現在時点の都合であって、その疲れた体によって記述される過去そのものにはなんの罪もないのだから。

人の日記を読んでいても、全般的にけだるげな雰囲気を帯びているような気がするが、やっぱりこれは、単純にそれを書いている現在において書き手が疲れている、というだけのことではないか。朝起きてすぐに日記を書くような習慣なら、情報は同じでも語り口はだいぶ変わるはずだ。

どんな文章でも、その「文章を書いている現在」が裏側に張り付いていると思うと妙な感じがする。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」という文章を書いている、その瞬間というのが歴史上のどこかに「現在」の形をしてあったはずで、書かれた文章にもなんらかの形でその温度が移っているのではないか。

 

著者プロフィール

品田遊(しなだ・ゆう)さんは、東京都出身。作家。ダ・ヴィンチ・恐山名義でウェブサイト「オモコロ」を中心にライターとしても活躍。

2015年、JR中央線を舞台とした短編小説集『止まりだしたら走らない』でデビュー。

 

納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々
品田 遊 (著)

キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
品田 遊 (著)

ダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊の1500字×1642日の思考の記録、書籍化???? エッセイから小説まで、作家・品田遊の脳内を覗く超贅沢な一冊!

ダ・ヴィンチ・恐山こと作家・品田遊が、2018年から毎日欠かさず投稿を続ける日記「ウロマガ」(居酒屋のウーロン茶マガジン)。1642日分の投稿から厳選した記事を全文加筆修正、再構成して、エッセイからコラム、小説まで品田遊の鮮やかな表現をたっぷり味わえる超贅沢な一冊が出来上がりました!
1ページ目から読み進めるも良し、気になる見出しを読むも良し、たまたま開いたページを読むも良しの、読みどころがぎっしり詰まった328ページ。

 


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