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『歌われなかった海賊へ』逢坂冬馬さん×『幽玄F』佐藤究さんトーク&サイン会を開催 佐藤究さんサイン会も

『同志少女よ、敵を撃て』著者・逢坂冬馬さんがナチスの支配するドイツで生き、体制に反抗した少年少女を描く『歌われなかった海賊へ』(早川書房)が10月18日に、佐藤究さんの直木賞受賞第一作で、空を支配する重力・Gに取り憑かれた天才パイロットが戦闘機Fと辿る数奇な運命を描いた『幽玄F』(河出書房新社)が10月20日に刊行されました。

これを記念して、11月19日(日)に佐藤究さんの初となるサイン会が伊國屋書店梅田本店にて開催されます。また、11月26日(日)には逢坂冬馬さんと佐藤究さんによるトークイベント&サイン会が青山ブックセンター本店にて開催されます。

 

佐藤究さん『幽玄F』刊行記念サイン会 開催概要

■開催日時:2023年11月19日(日)14:00~

■会場:紀伊國屋書店梅田本店 2番カウンター奥特設会場(大阪府大阪市北区芝田1-1-3)

■参加方法:紀伊國屋書店梅田本店にて『幽玄F』購入者先着100名へ整理券配布

★イベント詳細&予約:https://store.kinokuniya.co.jp/event/1697271714/

 

佐藤究さん『幽玄F』×逢坂冬馬さん『歌われなかった海賊へ』W刊行記念トーク&サイン会 開催概要

■開催日時:2023年11月26日(日)18:00~19:30(開場17:30)

■会場:青山ブックセンター本店 大教室(東京都渋谷区神宮前5-53-67)

■料金:1,540円(税込)

■定員:90名

★イベント詳細&申込み:https://aoyamabc.jp/collections/event/products/satou-aisaka-1126

 

逢坂冬馬(あいさか・とうま)さん プロフィール

著者近影 (c)Hiroshi Hayakawa

著者近影 (c)Hiroshi Hayakawa

1985年生まれ、埼玉県出身。明治学院大学国際学部国際学科卒業。2021年『同志少女よ、敵を撃て』で第11回アガサ・クリスティー賞を受賞しデビュー。同作で2022 年本屋大賞、第9回高校生直木賞を受賞。

2023年に、ロシア文学者であり実姉の奈倉有里さんとの対談本『文学キョ―ダイ!!』を刊行。

 

佐藤究(さとう・きわむ)さん プロフィール

1977年生まれ、福岡県出身。福岡大学付属大濠高等学校卒業。2004年、佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。

2016年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。2018年、受賞第一作の『 Ank: a mirroring ape 』で第20回大藪春彦賞第39回吉川英治文学新人賞をW受賞。2021年『テスカトリポカ』で第34回山本周五郎賞第165回直木賞をW受賞。

 

歌われなかった海賊へ
逢坂 冬馬 (著)

クラシックな教養小説が持っていた空気感と、 破壊的な戦争小説のハイブリッド。逢坂冬馬は途方もない仕事をやってくれた。
――佐藤究 (小説家)

みごとに蘇った、 八十年近くも前の ドイツの少年少女たちの切ない戦いの物語。でも、ぼくにはわかった。 これは、 今の、今の、今の、 ぼくたち自身の物語なんだ。
――高橋源一郎(作家)

一気読み必至!
青春のまばゆさとともに、記憶を受け継ぐ者に 投げられた問いが深く胸に残った。
――中島京子 (小説家)

自分と異なる人に対する恐れや嫌悪は、 無知から生じる。 分断にあふれる世の中、 私たちは何を選択し生きていくべきか、 本書は考えさせてくれる。
――雪下まゆ (作家)

1944年、ナチス体制下のドイツ。父を処刑されて居場所をなくした少年ヴェルナーは、体制に抵抗しヒトラー・ユーゲントに戦いを挑むエーデルヴァイス海賊団の少年少女に出会う。やがて市内に建設された線路の先に強制収容所を目撃した、彼らのとった行動とは?──本屋大賞受賞第一作。

幽玄F
佐藤 究 (著)

空と、血と。――空を支配する重力・Gに取り憑かれ、戦闘機F35-Bを操る航空宇宙自衛隊員・易永透。日本の戦後、そして世界の現在を問う、直木賞受賞第一作にして超弩級の著者最高傑作。

■絶賛の声、続々!

時間も忘れて一気読み。すごい。空が透を惹きつけたように、この小説は読者の心を掴む。何かを追い求める人間の在り方よ。
――逢坂冬馬

8ページの人名を見て「ひっ」と声が出た。かの先行作の円環を、人間の肉体が耐え得る最高速度で、虚天に移し替える。
――飛浩隆

自由に空を飛べない国、日本の悲劇を機械の官能で描き出す。ぼくらは蛇の呪いを解けるのか。
――東浩紀

天才パイロットが戦闘機Fと共に辿る、数奇な運命とは――。
「ただ私は戦闘機という機械に乗りたかっただけで、その戦闘機の飛ぶ空が〈護国の空〉だったのです」
構想5年、直木賞・山本周五郎賞W受賞の『テスカトリポカ』から2年――。
日本の戦後精神の支柱「三島由紀夫」に挑んだ、佐藤究・圧巻の第4長篇。

 
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