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見返さないのに頭に入る!現役東大生が教える『「思考」が整う 東大ノート。』が刊行

西岡壱誠さん著『「思考」が整う 東大ノート。』(イラスト:髙栁浩太郎さん/ダイヤモンド社)

西岡壱誠さん著『「思考」が整う 東大ノート。』(イラスト:髙栁浩太郎さん/ダイヤモンド社)

東大生は授業中にノートをとらず、授業が終わってから教室に残ってノートをとる――!?
1,000人以上の東大生のノートを集め「どんなノートを作れば頭がよくなるのか」「賢い人の思考回路はどのようにノートに表れているのか」を、現役東大生が徹底的に分析し、そのノウハウを紹介した、西岡壱誠さん著『「思考」が整う 東大ノート。』(イラスト:髙栁浩太郎さん)がダイヤモンド社より刊行されました。

 

東大生は何のためにノートをとっている?

学校の授業、会議に打ち合わせ――学生からビジネスパーソンまで、誰もが日常的にノートやメモをとっています。多くの人にとってそれは「1度で覚えられないから、あとからチェックする」ためのものではないでしょうか。昨今は、スマホの写真や、ボイスメモの活用で効率化できるようになり、その機会もだんだんと減ってきています。

 
実は、東大生はスマホで代替できるような「見返す」ためだけのノートはとりません。すこし特殊な目的でとっているのです。

たとえば、大学で講義を受けるとき。多くの場合は講義中にノートをとり、終わったら教室を出ると思います。しかし東大生は、終わってから教室に残って、あらためて書きはじめるのです。

 
これは、聞いた情報をノートをとることによって「咀嚼」し、自分のものにする作業をしているのです。どんなに難しい情報であっても、この作業で自分のものにする。つまり、東大生にとって、ノートやメモは知識を自分のものにするためのツールなのです。

 

ノートが整えば、頭がよくなる

本書はそんな東大生たちの、手に入れた情報を整理して、理解して、説明できる状態に変換し、知識を自分のものにするノート術を紹介した一冊です。

東大生の3つの技術、情報を「分解して頭を整理するメモノート」「覚えやすい形にするインプットノート」「自分なりに解釈して深く理解していくアウトプットノート」の作り方がわかります。東大生が実践しているといっても、難しい講義を受けるためのものではありません。会議の議事録作成や資格試験の勉強など、思考を整理する必要のある様々な場面で誰もが使えるものです。

著者の西岡壱誠さんは、高校3年生の時に偏差値35から東大を目指し、独自の勉強法を編み出し3度目の挑戦で合格を果たした現役の東大生です。成績が上がらなかった高校生の頃、頭のいい人のノートを見せてもらったときに自分のものとまったく違うことに気付いたといいます。

西岡さんは「ノートには、その人の思考回路や、思考の型が如実に表れ、論理的に整理されたノートをとっている人は、論理的に考えることができる」ことに気付き、実際に作り方を真似した結果、東大に合格しました。

本書の技術を実践してみることで、仕事でも勉強でも、話を聞いた時の脳への入り方、覚えられる度合いがまったく変わってくるはずです。

 

本書の構成

はじめに

第1章 東大生はどうやってノートを取っているのか

第2章 メモノートの作り方

第3章 インプットノートの作り方

第4章 アウトプットノートの作り方

おわりに

 

著者プロフィール

西岡壱誠(にしおか・いっせい)さんは、1996年生まれ、東京都出身。偏差値35から東京大学を目指すも、現役・1浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「暗記術」「読書術」「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大(文科二類)合格を果たす。そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国20校以上の中学校と高校で学生たちに思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「ドラゴン桜チャンネル」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書はシリーズ累計40万部突破の『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)ほか多数。TBS系日曜劇場「ドラゴン桜」脚本監修。

 

「思考」が整う 東大ノート。
西岡壱誠 (著)

東大生は「あとから見返す」目的ではノートを取らない! 手に入れた情報を整理して、理解して、説明できるようになるすごいノートの使い方を大公開!

 


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