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黒柳徹子さん『窓ぎわのトットちゃん』42年ぶりの続編が刊行

国民的ベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』の42年ぶりの続編、黒柳徹子さん著『続 窓ぎわのトットちゃん』が講談社より刊行されました。

 

世界中で愛されている、あの“トットちゃん”が帰ってくる!

『窓ぎわのトットちゃん』は1981年3月に刊行され、俳優の黒柳徹子さんが子ども時代に出会った、小林宗作先生とトモエ学園での思い出をいきいきと描き、たちまちベストセラーとなりました。

現在までの累計発行部数は日本国内で800万部、全世界で2500万部を突破。20以上の言語で翻訳もされ、日本だけでなく世界中の人々の心を捉え、時代も国境も超えたロングセラーとして、今もなお世代を超えて愛され続けています。

 
そして単行本刊行から42年の月日を経て、ついに永遠不滅のベストセラーの続編『続 窓ぎわのトットちゃん』が刊行されました。
物語は、トットが青森に疎開してから、音楽学校を卒業してNHKの専属女優になり、ニューヨークに留学するまでの日々が綴られています。

 
また、『窓ぎわのトットちゃん』初のアニメ映画化も決定。2023年12月8日(金)から全国東宝系にて公開予定です。

 
【本書の概要】

泣いたり笑ったり… トットちゃんの青春記

◎東京大空襲の数日後、青森を目指して、ひとり夜行列車に乗ったトットを待ち受けていた試練とは?
◎「おめえのジンジョッコ、描いてみろ」。疎開先の学校で、みんなとなかよくなりたいトットが、考えついた方法とは?
◎「咲くはわが身のつとめなり」の言葉を胸に、トットが通った女学校や音楽学校の思い出は、映画、オペラ、ラーメン、それから?
◎「そのままでいいんです」。NHKの専属女優になりたての、トットが救われた一言とは?
◎・アルバムからお借りした写真や、いわさきちひろさんの絵もたっぷり。

 

黒柳徹子さんからのメッセージ

私は、どう考えても『窓ぎわのトットちゃん』よりおもしろいことは書けない、と思っていました。私の人生でトモエ学園時代ほど、毎日が楽しいことはなかったから。だけど、私のようなものの「それから」を知りたいと思ってくださる方が多いのなら、書いてみようかなと、だんだん思うようになったのです。よし! と思うまで、なんと42年もかかってしまったけど、書きはじめると、笑っちゃうこと、泣いちゃうこと、それから戦争のことも次々に思い出されて……。

 

著者プロフィール

黒柳徹子(くろやなぎ・てつこ)さんは、東京都出身。俳優、司会者、エッセイスト。東洋音楽学校(現・東京音楽大学)声学科卒業後、NHK専属のテレビ女優第1号として活躍する。「徹子の部屋」(1976年2月~、テレビ朝日)の放送は、同一司会者によるテレビ番組の最多放送世界記録を更新中。

1981年に刊行された『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)は、国内で800万部、世界で2500万部を超える空前のベストセラーに。1984年よりユニセフ親善大使となり、のべ39ヵ国を訪問し、飢餓、戦争、病気などで苦しむ子どもたちを支える活動を続けている。

おもな著書に『トットチャンネル』(新潮文庫)、『チャックより愛をこめて』(文春文庫)、『トットちゃんとトットちゃんたち』(講談社)などがある。

 

続 窓ぎわのトットちゃん
黒柳 徹子 (著)

装画:いわさきちひろ
装幀:名久井直子

<既刊>

窓ぎわのトットちゃん 新組版 (講談社文庫)
黒柳 徹子 (著)

戦後最大のベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』。単行本、文庫、絵本の国内の累計は800万部! 世界じゅうで愛読されています。本書はその新組版。字が大きく絵も鮮やかになりました!トットちゃんがユニークな教育のトモエ学園で、友達とのびのび成長していく自伝的物語。深い愛情で子どもたちの個性を伸ばしていった校長先生が、トットちゃんに言い続けた言葉「きみは、本当は、いい子なんだよ」は、今も黒柳徹子さんの宝物です。

装画:いわさきちひろ
装幀:和田誠

 


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