本のページ

SINCE 1991

山田詠美さん小説集『肌馬の系譜』が刊行 東京・大阪・名古屋でサイン会も

作家・山田詠美さんの最新小説集『肌馬の系譜』が幻冬舎より10月18日に刊行されます。また、本書の刊行を記念してサイン会も東京・大阪・名古屋で開催されます。

 

声高に叫ばれるモラルや常識の陰で、ひっそりと漂う“現代の吐息”を描き出す、至芸の作品集

デビュー以来、約40年にわたって作品を発表し続けている小説家が、本作につけたタイトルは、『肌馬の系譜』。

「肌馬」とは、子馬を産むために牧場で飼われている繁殖牝馬(メス馬)のことですが、このタイトルに込められた作家の真意とは……?

声高に叫ばれるモラルや常識の陰で、ひっそりと漂う“現代の吐息”を描き出した、現代最高峰の小説の名手が贈る、超贅沢な傑作作品集です。

 
【あらすじ】

元始、男性は種馬であった。
そして、女性は、
その相手をする肌馬であった。

「あたしは、肌馬そのものだったねえ」。自らを繁殖牝馬になぞらえた呟きをきっかけにこぼれ出す、母娘三代の密やかな本音を綴った表題作「肌馬の系譜」。

数々の言葉を禁句にし、男女のベッドの中にまで持ちこまれるPC(ポリティカル・コレクトネス)に女流作家・山川英々が憤慨する「F××K PC」。

歌舞伎町に流れ着いたホストと立ちんぼ、身元不明の匿名カップルの破滅的な青春を描いた「ジョン&ジェーン」。

……など、バラエティに富んだ珠玉の13篇を収録した、現代最高峰の短篇小説の名手が贈る、超贅沢傑作作品集。

 

東京、大阪、名古屋でサイン会を開催!

本書の刊行を記念して、東京、大阪、名古屋でのサイン会開催が決定しました。

 
【東京】

■日時:11月2日(木)18時30分~

■会場:三省堂書店 有楽町店(千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館1・2F)

★詳細&申込み:https://eventregist.com/e/DvU6cAbyjzMq

 
【大阪】

■日時:11月18日(土)17時00分?

■会場:紀伊國屋書店 梅田本店(大阪市北区芝田1-1-3 阪急三番街南館 1F)

■申込み:整理券の配布方法はホームページ(https://store.kinokuniya.co.jp/store/umeda-main-store/)にて10月17日に案内します。

 
【名古屋】

■日時:11月19日(日)14時00分~

■会場:星野書店 近鉄パッセ店(名古屋市中村区名駅1-2-2 近鉄パッセ8階)

★詳細&申込み:https://hoshinoshoten.jp/event/yamadaeimi/

 

著者プロフィール

Photo 森清

Photo 森清

山田詠美(やまだ・えいみ)さんは、1959年生まれ、東京都出身。明治大学文学部中退。1985年『ベッドタイムアイズ』で第22回文藝賞を受賞しデビュー。

1987年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で第97回直木賞、1989年『風葬の教室』で第17回平林たい子文学賞、1991年『トラッシュ』で第30回女流文学賞、1996年『アニマル・ロジック』で第24回泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で第52回読売文学賞、2005年『風味絶佳』で第41回谷崎潤一郎賞、2012『ジェントルマン』で第65回野間文芸賞、2016年「生鮮てるてる坊主」で第42回川端康成文学賞を受賞。

ほかの著書に『ぼくは勉強ができない』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』『血も涙もある』『学問』『私のことだま漂流記』などがある。

 

肌馬の系譜
山田 詠美 (著)

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です