宮内悠介さん〈ソ連時代のエストニアが舞台〉の中編小説『ラウリ・クースクを探して』が刊行

宮内悠介さんによるソ連時代のエストニアを舞台とした中編小説『ラウリ・クースクを探して』が朝日新聞出版より刊行されました。
激動する社会のもとで、同じ時を過ごした少年・少女たち――。
デビュー作『盤上の夜』が直木賞候補となり、その後「カブールの園」「ディレイ・エフェクト」が芥川賞候補になるなど、ジャンルを越境して活躍を続ける宮内悠介さんの最新作は、ソ連時代のエストニアを舞台にした中編小説です。
「小説トリッパー2023年夏号」掲載時から大きな反響があった作品がこの度、書籍化されました。。

◆ラウリのような人たちは、世界中にいるだろう。
大きな波に翻弄された、小さな命を忘れない。
――西加奈子さん(作家)
◆夢とその挫折をまっすぐに見つめながらどうしてこんなに温かなんだろう。
このリアルな偽史は宮内悠介にしか書けない。
――鴻巣友季子さん(翻訳家、文芸評論家)

【作品のあらすじ】
この国で、光ある道を生きろとは言えない。だからせめて、おまえさんはまっすぐ、したたかに生きてくれよ。
ソ連時代のバルト三国・エストニアに生まれたラウリ・クースク。黎明期のコンピュータ・プログラミングで稀有な才能をみせたラウリは、魂の親友と呼べるロシア人のイヴァンと出会う。だがソ連は崩壊しエストニアは独立、ラウリたちは時代の波に翻弄されていく。
彼はいまどこで、どう生きているのか?
――ラウリの足取りを追う〈わたし〉の視点で綴られる、人生のかけがえのなさを描き出す物語。
著者プロフィール
著者の宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)さんは、1979年生まれ、東京都出身。1992年までニューヨークに在住。早稲田大学第一文学部卒業。2010年「盤上の夜」で創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞しデビュー。
2012年『盤上の夜』で日本SF大賞、2013年『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞、同年に(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、2017年『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞、2017年『カブールの園』で三島由紀夫賞、2018年『あとは野となれ大和撫子』で星雲賞(日本長編部門)、2020年『遠い他国でひょんと死ぬるや』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
著書に『超動く家にて』『かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖』など多数。
| ラウリ・クースクを探して 宮内 悠介 (著) 1977年、エストニアに生まれたラウリ・クースク。コンピュータ・プログラミングの稀有な才能があった彼は、ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指す。だがソ連は崩壊し……。歴史に翻弄された一人の人物を描き出す、かけがえのない物語。 |
【関連】
▼宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』公式サイト
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