【第67回江戸川乱歩賞】伏尾美紀さん「センパーファイ -常に忠誠を-」と桃ノ雑派さん「老虎残夢」が受賞
日本推理作家協会が主催する第67回江戸川乱歩賞の受賞作が決定しました。
第67回江戸川乱歩賞の受賞作が決定!
第67回江戸川乱歩賞には386編の応募があり、第一次予選を68編、第二次予選を29編が通過し、その中から最終候補作5編が選ばれていました。
そして、最終選考委員会が5月17日に開催され、最終候補作の中から次の作品が受賞作に決定しました。
<第67回江戸川乱歩賞 受賞作品>
◎伏尾美紀(ふせお・みき)さん
「センパーファイ -常に忠誠を-」
◎桃ノ雑派(もものざっぱ)さん
「老虎残夢」
なお、受賞者の桃ノ雑派さんは、前回(第66回)に続いての最終候補入りとなり、今回、見事受賞となりました。
選考委員は、綾辻行人さん、新井素子さん、京極夏彦さん(推理作家協会・代表理事)、月村了衛さん、貫井徳郎さん。
受賞作品と選考委員による講評は6月22日発売の『小説現代』7月号に掲載されます。また、受賞作は9月頃に講談社より刊行される予定です。
今回の最終候補作は、次の5作品です。
【最終候補作】
◎日野瑛太郎(ひの・えいたろう)さん「キッドナップ・ショウ」
◎伏尾美紀(ふせお・みき)さん「センパーファイ -常に忠誠を-」
◎水谷朔也(みずたに・さくや)さん「ドロップトキシン」
◎箕輪尊文(みのわ・たかふみ)さん「夜が明けたら」
◎桃ノ雑派(もものざっぱ)さん「老虎残夢」
※2次予選を通過した作品のうち、最終候補から惜しくももれた作品については、http://shousetsu-gendai.kodansha.co.jp/special/63.html に講評が掲載されています。
江戸川乱歩賞について
江戸川乱歩賞は、1954年に江戸川乱歩の寄付を基金として、日本推理作家協会(旧・日本探偵作家クラブ)により、探偵小説を奨励するために制定された公募の文学賞です。長編ミステリー小説(原稿用紙350~550枚)を募集。
受賞者には、正賞として江戸川乱歩像が、副賞として賞金1,000万円が贈られます。
また、講談社とフジテレビが後援しており、受賞作は講談社より刊行され、フジテレビによって映像化されます。
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▼第67回(令和3年度)江戸川乱歩賞決定のお知らせ〔PDF〕
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