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泉ゆたかさん〈故・辻イト子さんの人生にインスパイア〉された小説『おばちゃんに言うてみ?』が刊行

人情もの小説で注目の作家・泉ゆたかさんによる、抱腹絶倒&ちょっとホロリのヒューマンドラマ『おばちゃんに言うてみ?』が新潮社より刊行されました。

 

濱田マリさん大絶賛!関東出身、岸和田在住の気鋭の小説家が描く、困った人達を次々と助ける熱血「大阪のおばちゃん」とし子の物語

人生の袋小路に入り込んでしまい、途方に暮れる登場人物を勇気づける大阪のおばちゃん。読むと元気になるビタミンのサプリメントのような小説です。

 
本書は、著者の泉ゆたかさんが2021年に逝去された「みかん山プロダクション」創設者で、テレビCM等で活躍した辻イト子さんを生前に取材し、岸和田の方々のお話をうかがったりして創作した物語です。

 
【濱田マリさん 推薦コメント】

傷ついた心にスルンとはいってフワッと包んで、幸せに気付かせてくれる小畑のおばちゃん��
なる早でドラマ化して下さい!

 
<あらすじ>

溜め込んだらあかんよ。人に話したら、それだけで楽になることもあるねんで――。

東京から大阪の夫の実家近くに引っ越し、関西のノリについていけず疲れ果てた沙由美。モデルの仕事を餌に、詐欺師まがいの男にマウントされる華。ネグレクト育ちで転売ヤーとして荒れた生活を送る達也。大阪は岸和田のおばちゃん・小畑とし子が追い詰められた人々を勇気づける、抱腹絶倒&ちょっと涙のヒューマンドラマ!

 

著者コメント

〝大阪のおばちゃん〟とは、明るくお節介で大声で、少々お下品なヒョウ柄のど派手な服を好む大阪在住の中年女性のこと。そんな全国の皆さんの期待に応える〝大阪のおばちゃん〟専門の芸能プロダクションが、岸和田のみかん畑の中に実在する――。そう知った瞬間に生まれた物語です。おばちゃんになると、生きるのはたいへんなことばかりです。ご一緒に、ちょっと一休みのひとときをお過ごしいただけると嬉しいです。

 

著者プロフィール

著者の泉ゆたか(いずみ・ゆたか)さんは、1982年生まれ、神奈川県逗子市出身。大阪府岸和田市在住。早稲田大学大学院修士課程修了。2016年『お師匠さま、整いました!』で第11回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。

2019年『髪結百花』で第八回日本歴史時代作家協会賞新人賞と第二回細谷正充賞を受賞。他の著書に『君をおくる』『おっぱい先生』『お江戸けもの医 毛玉堂』、「お江戸縁切り帖」シリーズ、「眠り医者ぐっすり庵」シリーズなどがある。

 

おばちゃんに言うてみ?
泉 ゆたか (著)

 
【関連】
試し読み | 泉ゆたか 『おばちゃんに言うてみ?』 | 新潮社

 


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