赤松利市さん『救い難き人』刊行記念!赤松利市さん×新川帆立さんトークイベントを開催
赤松利市さんデビュー5周年作品『救い難き人』が徳間書店より刊行されました。これを記念して、新川帆立さんを迎えて、特別対談イベントを8月27日(日)に開催されます。
赤松利市さん×新川帆立さんが初対談! 異色の二人に実は意外な共通点が? 人気作家同士が互いを徹底解剖!
「差別と貧困、色と欲」をテーマに、常に人間の底を描き続けてきた赤松利市さん。
デビュー作『鯖』がいきなり山本周五郎賞候補になり、デビュー以来文壇の注目を集め続けてきました。
また最近では、62歳で住所不定無職からデビューしたと、テレビ「激レアさんを連れてきた。」にも出演し、その注目は文壇にとどまらずより多くの読者の支持を得ています。
一方、新川帆立さんはデビュー作『元彼の遺言状』が発売から3週間で15万部を突破し、現在ではシリーズ累計100万部、さらにはドラマ化など、近年まれにみるベストセラーデビューを果たした注目の小説家です。
様々な職業や題材を取り上げたミステリーのほか、近未来SFなど、幅広いジャンルを次々と発表し続けています。
暴力描写と人間賛歌に重点を置く赤松利市さん、読者を楽しませ驚かせる一流ミステリーのお手本のような新川帆立さん。
エンターテインメント小説を主戦場としつつも、作風が全く違うお二人ですが、実はプライベートでは交流がありました。
今回、赤松利市さんの『救い難き人』刊行を記念して、初となるお二人の対談が実現します。
『救い難き人』はどのようにして出来上がっていったのか。
さらに話を広げて、作家としての楽しさや苦悩、実は意外な共通点まで、貴重なお話を伺います。
『救い難き人』作品概要
怪物が、生まれる――。
巨大産業「パチンコ」。
金に魅せられ、男たちは狂乱する。
路上生活から62歳で作家デビューへ。
最後の無頼派作家・赤松利市さんの到達点。
母が殺された。
父の手によって――。
朴マンスは、父・ヨンスクによって母が殺された14歳の夜を忘れない。
父は事故だと言い張るが、マンスは信じない。
心に誓った。父を許さない、と。
決意したマンスは、先輩・井尻の「助言」に従い、父が経営するパチンコ店に見習いとして就職する。
父は、姫路市内でチェーンを展開するパチンコ長者になっていた。
社長の息子であることを隠しながら下働きをするマンスには、ある計画があった。
父を地獄に叩き落とす、凄烈な計画が――。
パチンコ店を舞台に、金に魅せられた怪物たちの騙しあいが始まった。
『救い難き人』刊行記念対談イベント 開催概要
今回のイベントは、トーク・質疑含め約90分を予定。対談終了後にサイン会もあります。サインをご希望の方は、会場で購入するか、事前購入した赤松利市さん、新川帆立さんの著書をご持参ください。また、当日は会場にて『救い難き人』の販売もしています。
■開催日時:2023年8月27日(日)14:00~16:00(予定) ※開場 13:30
■会場:徳間書店 6Fカフェスペース(東京都品川区上大崎3丁目1番1号)
※目黒セントラルスクエア2F Officeゾーンで受付
※目黒駅(JR山手線ほか)徒歩1分
※駐車スペースの用意はありません。
■チケット種別
◎会場観覧(80名):税込 2000円
◎アーカイブ動画のみの視聴:税込1000円
※アーカイブ配信による本イベント動画の配信開始は2023年9月1日頃を予定
★チケット申込み:https://peatix.com/event/3652666/
■主催:徳間書店 文芸編集部
★詳細:https://www.tokuma.jp/news/n53566.html
<来場者プレゼント>
『救い難き人』を連載した当時の「週刊アサヒ芸能」の切り抜きに赤松さんのサインを入れてお渡しします。
さらに来場者に抽選で、カバーの色味確認用刷り出しをプレゼント!
※掲載号は選べません。
出演者プロフィール
■赤松利市(あかまつ・りいち)さん
1956年生まれ、香川県出身。除染作業員を経て、2018年藻屑蟹(もくずがに)」で第1回大藪春彦新人賞を受賞。その後、初長編『鯖』を発表。2020年『犬』で第22回大藪春彦賞を受賞
。
その他の著書に『らんちう』『藻屑蟹』『ボダ子』『純子』『女童』『アウターライズ』『白蟻女』『風致の島』『隅田川心中』『饗宴』『エレジー』『東京棄民』やエッセイ『下級国民A』などがある。
■新川帆立(しんかわ・ほたて)さん
1991年生まれ、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。a href=”http://bookpooh.com/archives/25137″ target=”_blank” rel=”noopener”>第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。
他の著書に『剣持麗子のワンナイト推理』『競争の番人』『先祖探偵』『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』『縁切り上等!』などがある。
救い難き人 赤松利市 (著) |
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