【第21回司馬遼太郎賞】朝日新聞編集委員・奥山俊宏さん『秘密解除 ロッキード事件』が受賞
司馬遼太郎記念財団は12月5日、第21回司馬遼太郎賞の発表を行いました。
第21回司馬遼太郎賞の結果について
第21回司馬遼太郎賞は、朝日新聞編集委員・奥山俊宏さんの『秘密解除 ロッキード事件』が受賞しました。
選考委員は、井上章一さん、後藤正治さん、辻原登さん、柳田邦男さん。
受賞者の奥山俊宏さんには、正賞として懐中時計が、副賞として賞金100万円が贈られます。なお、贈賞式は、司馬さんの命日である2月12日(菜の花忌)の前後に開催される「菜の花忌シンポジウム」(今回は2月16日開催)の会場で行われます。
司馬遼太郎賞について
司馬遼太郎賞は、作家・司馬遼太郎さんの活動を記念して、毎年1回、「文芸、学芸、ジャーナリズムの広い分野のなかから、創造性にあふれ、さらなる活躍を予感させる作品」を対象に選考し、顕彰します。司馬遼太郎記念財団が主催。
選考は、まず、全国の報道機関関係者・作家・学者・文化人にアンケートを実施し、候補作品を推薦してもらいます。次に、司馬遼太郎記念財団を構成するマスコミ11社の候補選定委員会がアンケート結果から候補を選定し、最終的に、選定作品の中から選考委員の合議によって決定されます。

戦後最大の疑獄事件とされるロッキード事件。発生から40年が経過した現在、当時の日米公文書の秘密指定が続々と解除されつつある。逮捕された田中角栄元首相はアメリカの虎の尾を踏んだのか? 三木政権はどう動いたか? 事件を暴いたチャーチ委員会はどこまで全容に迫れたのか? 新資料をもとに新たな視点から事件の謎を解明する。
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