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【第24回司馬遼太郎賞】佐藤賢一さん『ナポレオン』が受賞

第24回司馬遼太郎賞が決定!

第24回司馬遼太郎賞が決定!

司馬遼太郎記念財団は11月27日、第24回司馬遼太郎賞の受賞作を発表しました。

 

第24回司馬遼太郎賞が決定!

第24回司馬遼太郎賞の受賞作が次の通り決定しました。

 
<第24回司馬遼太郎賞 受賞作品>

佐藤賢一(さとう・けんいち)さん
『ナポレオン』全3巻(集英社)

 
受賞者の佐藤賢一さんは、1968年生まれ。山形県鶴岡市出身。山形大学教育学部卒業、東北大学大学院文学研究科修士課程修了。1993年『ジャガーになつた男』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1999年『王妃の離婚』で直木賞、2014年『小説フランス革命』(全12巻)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。『ハンニバル戦争』『遺訓』『テンプル騎士団』など著書多数。

 
佐藤さんには正賞として懐中時計が、副賞として賞金100万円が贈られます。なお、贈賞式は、司馬さんの命日である2月12日(菜の花忌)の前後に開催される「菜の花忌シンポジウム」(今回は2021年2月13日開催)の会場で行われます。

 
選考委員は、安部龍太郎さん、井上章一さん、後藤正治さん、辻原登さん、柳田邦男さん。贈賞理由など詳細は、http://www.shibazaidan.or.jp/shibasho/ をご覧ください。

 

司馬遼太郎賞について

司馬遼太郎賞は、作家・司馬遼太郎さんの活動を記念して、毎年1回、「文芸、学芸、ジャーナリズムの広い分野のなかから、創造性にあふれ、さらなる活躍を予感させる作品」を対象に選考し、顕彰します。司馬遼太郎記念財団が主催。

選考は、まず、全国の報道機関関係者・作家・学者・文化人にアンケートを実施し、候補作品を推薦してもらいます。次に、司馬遼太郎記念財団を構成するマスコミ11社の候補選定委員会がアンケート結果から候補を選定し、最終的に、選定作品の中から選考委員の合議によって決定されます。

受賞者には正賞として懐中時計が、副賞として賞金100万円が贈られます。なお、贈賞式は、司馬遼太郎さんの命日である2月12日(菜の花忌)の前後に開催される「菜の花忌シンポジウム」の会場で行われます。

 

ナポレオン 1 台頭篇
佐藤 賢一 (著)

離島出身の男が、一代でフランス皇帝へ。
彼はいかにして「英雄」となったのか。
フランス国民を熱狂させたカリスマの素顔とは。
ナポレオン生誕250周年に、西洋歴史小説の第一人者が満を持して放つ、英雄小説の決定版!
全3巻、刊行開始!!

1769年8月15日、コルシカ島の小貴族・ボナパルト家の次男として生まれたナポレオン。地元のガキ大将だった彼は、パリの陸軍士官学校を出て、コルシカの英雄・パオリの親衛隊となる。時はフランス革命真っただ中、コルシカにも革命をと勇み立つナポレオンだったが、過ぎた才知と熱意ゆえ、島を追われる羽目に。
故郷を追われたナポレオンは、フランス共和国軍の砲兵指揮官として頭角を現し、革命の実力者・ロベスピエール兄弟や派遣委員バラスと知り合う。トゥーロンの戦闘でイギリス軍、スペイン軍に大勝利を収め名をあげるが、情勢は急転。クー・デタでロベスピエール兄弟が処刑され、ナポレオン自身も投獄の憂き目に……。
だが、男はそこで終わらなかった。
パリが、革命が、彼を求め、ふたたび表舞台へ――。

ナポレオン 2 野望篇
佐藤 賢一 (著)

たった一人の男の野望が、ヨーロッパ全土を震撼させる。
フランスの英雄から、ヨーロッパの覇者へ。
歴史巨編、激動の第2巻!

イタリア遠征でオーストリア軍との戦いに歴史的な勝利を収めたナポレオン。次に向かったのは、古代文明の地・エジプト。イギリスと、その植民地インドとの連絡を断つために、大軍を差し向けた。
灼熱の砂漠を行軍し、華々しい勝利と手痛い敗北を繰り返す中で、彼は知る。イギリスやロシアをはじめとする諸外国が対フランス大同盟を結成し、フランス本国が危機に瀕していることを。
――フランスを救えるのは、俺しかいない。
急遽帰国したナポレオンはクー・デタで国を動かす権力を手に入れ、ついに1804年、34歳で初代フランス皇帝の地位に就く。そして、ヨーロッパ諸国との全面戦争に突入してゆくのだった。

ナポレオン 3 転落篇
佐藤 賢一 (著)

またたく間にヨーロッパの頂点へ上り詰めた男の栄光と凋落。
稀代の英雄の一代記、ここに完結!

諸国との戦争に破竹の勢いで勝利し続け、ヨーロッパをほぼ手中に収めたナポレオン。オーストリア皇女と再婚して跡継ぎにも恵まれ、絶頂期を迎えるが、酷寒の地・ロシアへの遠征に失敗し、対フランス同盟軍に追い詰められてゆく。
1814年、ついに退位を余儀なくされ、地中海に浮かぶエルバ島への追放が決まるが――。
「まだ私は終わりではない」。再起を懸け、男は最後の戦いに挑む!

 
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司馬遼太郎賞|司馬遼太郎記念館

 


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