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【第21回前川佐美雄賞・第31回ながらみ書房出版賞】前川佐美雄賞は水原紫苑さん『快樂』が受賞 ながらみ書房出版賞に糸川雅子さん『ひかりの伽藍』

ながらみ書房は、第21回前川佐美雄賞および第31回ながらみ書房出版賞の受賞作品を発表しました。

 

第21回前川佐美雄賞・第31回ながらみ書房出版賞が決定!

第21回前川佐美雄賞および第31回ながらみ書房出版賞の受賞作品は次の通りです。なお、選考会や受賞作の詳細は『短歌往来』六月号(2023年5月中旬発行)に掲載されます。

 
【第21回前川佐美雄賞】

水原紫苑(みずはら・しおん)さん
歌集『快樂(けらく)』(短歌研究社)

水原紫苑さんは、1959年生まれ、神奈川県横浜市出身。早稲田大学文学部仏文科卒業、同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。春日井建さんに師事。1990年『びあんか』で第34回現代歌人協会賞、2005年『あかるたへ』で第5回山本健吉文学賞と第10回若山牧水賞、2018年『えぴすとれー』で第28回紫式部文学賞、2021年『如何なる花束にも無き花を』で第62回毎日芸術賞を受賞するなど受賞歴多数。

 
【第31回ながらみ書房出版賞】

糸川雅子(いとかわ・まさこ)さん
歌集『ひかりの伽藍(がらん)』(ながらみ書房)

 
糸川雅子さんは、1952年生まれ、香川県三豊郡(現・三豊市)出身。東京教育大学文学部哲学科卒業。「音」選者、編集運営委員。現代歌人協会会員。日本文藝家協会会員。本書は糸川雅子さんの第7歌集。

 

前川佐美雄賞・ながらみ書房出版賞について

前川佐美雄賞は、その年に刊行されたスリリングで優れた歌集・歌書を主な対象とした文学賞です。受賞者には賞金50万円を贈呈。
ながらみ書房出版賞は、その年にながらみ書房より刊行された歌集・歌書を対象とし、受賞者には賞金20万円が贈られます。

両賞ともながらみ書房が主催。選考委員は、井坂洋子さん、島田修三さん、本田一弘さん、松村由利子さん。

 

快樂
水原紫苑 (原著)

2020年から2022年まで、フランスでの現地詠を含む 圧巻の753首+長歌1首+反歌。 節目となる第十歌集。 ちはやふる神と神神、 人と人ならぬもの、 引き裂かれてゆく 二十一世紀の 惑星の魂を求めて 【歌集より】 北駅を臨界として別れたりたましひいまだ冷ゆる三月 飛ぶ鳥に黒髪あらばみだれなば和泉式部は如何に生くらむ ノートルダム再建の木木のいつぽんとなるべきわれか夢に切られて 装幀=大久保伸子

 
【関連】
前川佐美雄賞・ながらみ書房出版賞 – ながらみ書房

 


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