【第28回紫式部文学賞】水原紫苑さん『えぴすとれー』が受賞
宇治市(京都府)は9月24日、第28回紫式部文学賞の受賞作を発表しました。
第28回紫式部文学賞が決定!
第28回紫式部文学賞は、次の通り受賞作が決定しました。
■受賞作
水原紫苑(みずはら・しおん)さん
『えぴすとれー』(本阿弥書店)
受賞者の水原紫苑さんは、1959年横浜市生まれ。、早稲田大学文学部仏文科卒業、同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。春日井建さんに師事。『びあんか』で現代歌人協会賞、『あかるたへ』で若山牧水賞および山本健吉文学賞を受賞するなど受賞歴多数。
選考委員は、落合恵美子さん(京都大学大学院文学研究科教授)、川上弘美さん(作家)、鈴木貞美さん(文芸評論家/国際日本文化研究センター名誉教授)、竹田青嗣さん(文芸評論家/哲学者/早稲田大学名誉教授)、村田喜代子さん(作家)。
作品紹介、講評、受賞の言葉など詳細は、http://www.city.uji.kyoto.jp/0000018232.html をご覧ください。
紫式部文学賞とは
「紫式部文学賞」は、宇治市と宇治市教育委員会が主催。伝統ある日本女性文学の継承・発展と、市民文化の向上に資することを目的とした文学賞です。
前年に刊行された文学作品を対象とし、女性を作者とするものに限定しています。
一般公募は行わず、全国の作家、文芸評論家、出版社、新聞社、市民推薦人から各々1点に限り推薦を受けることとしています。推薦された作品は、紫式部文学賞推薦委員会で数編に絞り込まれ、その後紫式部文学賞選考委員会で受賞候補作品が選定され、市長が決定します。
受賞者は原則として1名で、正賞(「紫式部」をイメージしたブロンズ像)と副賞(賞金200万円)が贈呈されます。
短歌という器に沈潜する著者が、時空を自在に行き来し、虚と実の間をつなぐ。典麗な調べでイマジネーションを刺激する圧巻の七四六首。第九歌集。
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