本のページ

SINCE 1991

【第69回産経児童出版文化賞】岡田淳さん『こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ』が大賞を受賞

第69回産経児童出版文化賞が決定!

第69回産経児童出版文化賞が決定!

産経新聞社は5月5日、第69回産経児童出版文化賞の受賞作を発表しました。

 

4214点の児童書の中から受賞作8点が決定!

第68回産経児童出版文化賞は、昨年1年間に刊行された児童向けの新刊書4,405点を対象に審査が行われ、その中から受賞作8点が次の通り決定しました。

 
<「第69回産経児童出版文化賞」受賞作品>

【大賞】
『こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ』(岡田淳さん/理論社)

【JR賞】
『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』(文:おかだだいすけさん、写真:遠藤宏さん/岩崎書店)

【美術賞】
『ヴォドニークの水の館 チェコのむかしばなし』(文:まきあつこさん、絵:降矢ななさん/BL出版)

【産経新聞社賞】
『ハタハタ 荒海にかがやく命』(文・写真:高久至さん/あかね書房)

【フジテレビ賞】
『人魚の夏』(作:嘉成晴香さん、絵:まめふくさん/あかね書房)

【ニッポン放送賞】
『つくしちゃんとおねえちゃん』(作:いとうみくさん、絵:丹地陽子さん/福音館書店)

【翻訳作品賞】
◎『ぼくは川のように話す』(文:ジョーダン・スコットさん、絵:シドニー・スミスさん、訳:原田勝さん/偕成社)
◎『真夜中のちいさなようせい』(絵・文:シン・ソンミさん、訳:清水知佐子さん/ポプラ社)

 
大賞を受賞した岡田淳(おかだ・じゅん)さんは、1947年生まれ。兵庫県出身。神戸大学教育学部美術科卒業。1979年作家デビュー。『放課後の時間割』で日本児童文学者協会新人賞、『雨やどりはすべり台の下で』で産経児童出版文化賞、『学校ウサギをつかまえろ』で日本児童文学者協会賞、『扉のむこうの物語』で赤い鳥文学賞、『星モグラサンジの伝説』で産経児童出版文化賞推薦、「こそあどの森の物語」シリーズ(全12巻)1~3の3作品で野間児童文芸賞、国際アンデルセン賞オナーリスト選定。他に『二分間の冒険』『図書館からの冒険』、絵本に『ネコとクラリネットふき』、マンガ集『プロフェッサーPの研究室』、エッセイ集『図工準備室の窓から』などがある。

詳細は、5月5日付の産経新聞紙上とニュースサイト「産経ニュース」、産経新聞社のイベントガイド「いべさん」(https://www.eventsankei.jp/child_award/)に掲載。

 

産経児童出版文化賞について

産経児童出版文化賞は、学校図書法の施行にあわせて1954年に「次の世代を担う子どもたちに良い本を」を主旨に産経新聞社が創設した文学賞です。

前年の1月1日から12月31日までの1年間に日本国内で出版された、すべての児童書籍を対象に審査を行い、毎年5月5日の「こどもの日」に受賞作が発表されます。

産経新聞社が主催。フジテレビジョン、ニッポン放送が後援。JR7社(JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、JR貨物)が協賛。

【選考委員】
〔文学〕川端有子さん(日本女子大教授)、宮川健郎さん(武蔵野大学名誉教授)
〔絵本・美術〕落合恵子さん(作家)、さくまゆみこさん(翻訳家)
〔社会・科学〕木下勇さん(大妻女子大教授)、張替恵子さん(東京子ども図書館理事長)
〔その他〕フジテレビ、ニッポン放送、産経新聞の3媒体から文化部長らが選考に参加

 

こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ (こそあどの森の物語)
岡田 淳 (著)

この森でもなければ、その森でもない、あの森でもなければ、どの森でもない、「こそあどの森」。
トワイエさんから借りた本に挟まっていた、トワイエさんが子どものころの写真。いつどこで撮ったもの? スキッパーは話を聞かせてもらいます。そして、次はトマトさん、ギーコさん、ポットさん、スミレさん……こそあどのおとなたちの家をまわって聞かせてもらう話は、とっても不思議で、しかも、いまのトマトさんたちにとって大切な話ばかり。「こそあどの森の物語」全12巻の番外編として書き下ろされた初の短編集です。

 
【関連】
産経児童出版文化賞 | いべさん

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です