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【第九回 京都本大賞】藤岡陽子さん『メイド・イン京都』が受賞 「京都ガイド本大賞2021」は『京都のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話』

京都本大賞実行委員会は10月28日、過去1年間に発刊された京都府を舞台にした小説の中から、もっとも地元の人々に読んで欲しいと思う小説を決める「第九回 みんなで選ぶ 京都本大賞」の受賞作を発表しました。

 

第九回京都本大賞が決定!

第九回京都本大賞の受賞作品は次の通りです。

 
<第九回京都本大賞 受賞作品>

藤岡陽子(ふじおか・ようこ)さん
『メイド・イン京都』(朝日新聞出版)

受賞者の藤岡陽子さんは、1971年生まれ。京都府出身。同志社大学文学部卒業。2006年「結い言」で北日本文学賞選奨を受賞。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。著書に『トライアウト』『手のひらの音符』『波風』『おしょりん』『テミスの休息』『金の角持つ子どもたち』など

 
なお、最終ノミネート作品は以下の3作品でした。

【最終ノミネート作品】
◎柏井壽さん『京都スタアホテル』
◎岸田るり子さん『月のない夜に』
◎藤岡陽子さん『メイド・イン京都』

 

 

「京都ガイド本大賞2021」も発表!

京都の書店員がおすすめする京都のガイド本を決める「京都ガイド本大賞2021」」が、先日(10月1日)に発表されました。

京都ガイド本大賞には、ビギナーの方も活用できる「大賞」と、何度も京都に来ているファンの方におすすめの「リピーター賞」があります。

 
<京都ガイド本大賞2021 受賞作品>

■大賞
『京都のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話』(昭文社)

■リピーター賞
『京都古民家カフェ日和』(著:川口葉子さん/世界文化社)

 
<リピーター賞受賞者・川口葉子さん コメント>

京都旅行のコアなファン向け、という「リピーター賞」をいただき嬉しく思います。古民家カフェに出会うたびにこんな建物がよく残っていたなと思うのですが、取材を通してそれは「残った」のではなく、人々が懸命に努力して「残した」のだと知りました。貴重な建築もノスタルジーだけでは保存できず、カフェとして再生されることで寿命を延ばしているのです。工夫を凝らした美しい空間にたゆたう、コーヒーの湯気。カフェの店主たちは「家は人の体温や声があってこそ」と異口同音に語ります。43軒を訪ねて集めた、43の再生の物語をお届けします。

 

<第九回京都本大賞 受賞作>

メイド・イン京都
藤岡 陽子 (著)

婚約したばかりの美咲が、彼の実家のある京都に移住した途端に浴びる数々の洗礼。また実家で豹変する彼に幻滅し、美咲は昔からの趣味であるTシャツ作りにのめり込む。徐々に美咲は京都の地で個人ブランドの独立・起業への道を歩き始める。自分らしい生き方を模索する一人の女性の物語。

<京都ガイド本大賞2021 大賞 受賞作>

京都のトリセツ
昭文社 旅行ガイドブック 編集部 (編集)

地形、交通、歴史、産業…あらゆる角度から京都府を分析!
【本書の特長】
日本の各県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。京都の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。思わず地図を片手に、行って確かめてみたくなる情報を満載!

<京都ガイド本大賞2021 リピーター賞 受賞作>

京都 古民家カフェ日和 古都の記憶を旅する43軒
川口葉子 (著)

至福の京都体験を、古民家カフェで。

京都の魅力あふれる古民家カフェへ、本書がご案内します。
建物のかつての姿は、京町家、お茶屋さん、銭湯、旅館……築200年にもなる茅葺屋根の家から、築50年の昭和住宅まで、古都の路地で歳月を重ねてきた建物が風情豊かなカフェに生まれ変わり、新しい時代を生きています。

過去と現在が交差する43軒の物語。
カフェの空間を切り取った美しい写真も満載。
出会いたかった「京都」が詰まった1冊です。

 
【関連】
京都本大賞 (@kyotobontaisho) / Twitter
京都府書店商業組合
京都ガイド本大賞 | Facebook

 


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