本のページ

SINCE 1991

『小説TRIPPER(トリッパー)』秋季号は、李琴峰さん芥川賞受賞第一作「生を祝う」、江國香織さん初の中編を一挙掲載! 松井玲奈さん連載エッセイ「私のもしも図鑑」もスタート!

『小説TRIPPER(トリッパー)』秋季号は、李琴峰さん芥川賞受賞第一作「生を祝う」、江國香織さん中編「川のある街」を一挙掲載!

『小説TRIPPER(トリッパー)』秋季号は、李琴峰さん芥川賞受賞第一作「生を祝う」、江國香織さん中編「川のある街」を一挙掲載!

李琴峰さんの芥川賞受賞第一作「生を祝う」236枚が、9月17日発売の『小説TRIPPER(トリッパー)』秋季号(朝日新聞出版)に一挙掲載されます。子どもを産むためには、受胎した子からの同意が必要となる世界を舞台にした衝撃作です。

 

李琴峰さん、江國香織さん、朝比奈秋さんが登場! 松井玲奈さんの連載エッセイもスタート

李琴峰さんの「生を祝う」(236枚)は、子どもを産むためには、受胎した子からの同意が必要となる世界を舞台にした衝撃作です。あなたは、この世界に生まれてきたいですか?――『彼岸花の咲く島』で芥川賞を受賞した著者が、新たな問いを読者に突き付ける受賞第一作となります。

 
また、江國香織さんの創作「川のある街」(100枚)は、父と母が離婚したことで、暮らす場所も、通う学校も変わった小学生の女の子が体感する世界の揺らぎと、郊外の街に流れる幾つもの時間と空間が凝縮された著者初の中編小説です。

 
昨年林芙美子文学賞を受賞した朝比奈秋さんによる創作「私の盲端」は、人工肛門の手術によって身体感覚が変容した女性が、排泄への欲求と自分のなかに芽生えた新たな欲望を見出していく過程を緻密に活写した受賞第一作となります。

 
新連載が2本スタートします。松井玲奈さんのエッセイ「私のもしも図鑑」は、この夏に30歳を迎えた松井さんが、やたらと年齢の話が出てくることに違和感を持ち、今までの活動を振り返りながら「これから」を考えます。俳優業に留まらず、ありえたかもしれない自分を想像し、妄想をめぐらせる新連載エッセイ。もし、あんな職業に就いていたら……私があの子だったら……次号以降の展開も要注目です。

佐々木敦さんの「成熟の喪失 庵野秀明とその時代」は、庵野秀明作品を通して日本における思想、そして批評の枠組みを捉え直す試みです。日本の文芸評論というジャンルにおいて特殊な変容を遂げた「成熟」という概念を軸に、現代日本の思想史、精神史を更新していく画期的な本格文芸評論。第一回は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』とは何だったのか、改めて問い直していきます。

 
小説教室で起きたハラスメント事件を材に、性暴力の加害者、被害者、その家族たちの心情に肉迫する井上荒野さんの長編小説「生皮 あるセクシャルハラスメントの光景」、そしてことり屋の女主人おけいが、大火に見舞われながらも自らの人生を取り戻していく姿を描く、梶よう子さんの「焼け野の雉」が堂々の完結です。

 

『小説TRIPPER(トリッパー)』秋季号の目次

創作
江國香織  川のある街

芥川賞受賞第一作
李琴峰 生を祝う

林芙美子文学賞受賞第一作
朝比奈秋  私の盲端

連作
川上弘美  海でおぼれそうになった

新連載評論
佐々木敦  成熟の喪失庵野秀明とその時代

新連載エッセイ
松井玲奈  私のもしも図鑑

連載完結
井上荒野  生皮――あるセクシャルハラスメントの光景
梶よう子  焼け野の雉(きじ)

エッセイ
【TRIP体験】
浅倉秋成 ギャルとヤンキーの狭間で
阿部暁子 トラック旅行 3
宮島未奈 コロナ禍の贈呈式

【私のBOOM】
一穂ミチ Don’t touch it.
丸山正樹 六十の手習い

連載評論
藤井義允 擬人化する人間――脱人間主義的文学プログラム
高橋源一郎 たのしい知識

連載エッセイ
穂村弘 この漫画のここが好き

連載小説
新庄耕 新郷地
河﨑秋子 介護者D
神林長平 上書きされた世界――The Overwritten World
深沢潮 李の花は散っても

書評
〈季刊ブックレビュー〉
鴻巣友季子…どうか意味を教えてください
金子薫『道化むさぼる揚羽の夢の』
佐久間文子…「サバイバー」の内なる声を描く
窪美澄『朔が満ちる』
朝井リョウ…逞しさとやわらかさ
奥田亜希子『クレイジー・フォー・ラビット』

〈クロスレビュー〉
江南亜美子…硬直した社会状況に風穴を
阿部和重『ブラック・チェンバー・ミュージック』
島田雅彦『スーパーエンジェル』
倉本さおり…わたしをかたちづくっている〈わたしたち〉
島口大樹『鳥がぼくらは祈り、』
滝口悠生『長い一日』

〈文芸季評〉
中村真理子…絶望の衝動と希望のケア

〈エンターテインメント季評〉
高津祐典…自由への逃走

〈報道の現場から小説を読む〉
市田隆…絶望の先に輝く人生の光
小池真理子『神よ憐れみたまえ』

〈本と書店をめぐる物語〉
高頭佐和子…物語の芯は心の奥底に残り続ける
小池真理子『神よ憐れみたまえ』

〈永江堂書店〉
永江朗…中台韓日のSFを読む10冊

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です