直木賞作家・白石一文さん×人気画家・谷川千佳さんによる元気と勇気がでるお話『てがでかこちゃん』刊行 「わたしへんなの?」によりそう絵本
白石一文さん作・谷川千佳さん絵『てがでかこちゃん』が、岩崎書店より刊行されました。
「ヘン」ってなに?
この絵本は、特性、個性を尊重し、多様性をテーマに「みんなとちがってあたりまえ」を元気に描く、直木賞作家・白石一文さんの意欲作です。
【内容紹介】
ほいくえんで てが でかいのは
でかこちゃん ひとりだけ。
ひだりてだけが ものすごく でかい。
てが でかくて よかったこと いっぱい あるよ。
おかあさんと ぱんづくり。
きじを たくさん こねられる。
うんどうかいの日。
でかこちゃんを おうえんする パパとママのちかくで おとなのこえがした。
あのこ、てが でかくて へんなの、と。
おかあさんは そのひとに むかって いった。
へんでは ありませんよ。
うちの かわいい むすめなんです。
著者プロフィール
■作:白石一文(しらいし・かずふみ)さん
1958年生まれ。福岡県出身。作家。2000年『一瞬の光』でデビュー。
2009年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で第22回山本周五郎賞、2010年『ほかならぬ人へ』で第142回直木賞を受賞。絵本の作に『こはるとちはる』がある。近著に『ファウンテンブルーの魔人たち』。
■絵:谷川千佳(たにかわ・ちか)さん
1986年生まれ。富山県出身。画家・イラストレーター。国内外の展覧会で作品を発表する他、書籍の装画や挿絵を中心にイラストレーションを手がける。
児童書の仕事に『文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション〈恋〉』『HIMAWARI』などがある。
てがでかこちゃん (えほんのぼうけん) 白石 一文 (著), 谷川 千佳 (イラスト) 「わたしへんかな?」によりそう絵本 保育園で手がでかいのはでかこちゃんだけ。 「みんなとちがってあたりまえ」を元気に描く、直木賞作家・白石一文の意欲作。 |
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