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【第57回谷崎潤一郎賞】金原ひとみさん『アンソーシャル ディスタンス』が受賞

第57回谷崎潤一郎賞が決定!

第57回谷崎潤一郎賞が決定!

中央公論新社は8月23日、第57回谷崎潤一郎賞の受賞作を発表しました。

 

第57回谷崎潤一郎賞が決定!

第57回(令和3年)谷崎潤一郎賞の選考会が8月23日に行われ、池澤夏樹さん、川上弘美さん、桐野夏生さん、筒井康隆さん、堀江敏幸さんの選考委員5氏による審査の結果、次の通り受賞作が決定しました。

 
<第57回谷崎潤一郎賞 受賞作品>

金原ひとみ(かねはら・ひとみ)さん
『アンソーシャル ディスタンス』(新潮社)

 
受賞者の金原ひとみさんは、1983年生まれ。東京都出身。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞。翌年、同作で芥川賞を受賞。2010年『トリップ・トラップ』で織田作之助賞、2012年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2020年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞を受賞。

金原ひとみさん

金原ひとみさん

受賞作の『アンソーシャル ディスタンス』には、昨年、最初の緊急事態宣言が発出された直後に書かれ、COVID-19(新型コロナウィルス)の流行に翻弄される男女が登場し話題となった表題作をはじめ、高濃度アルコール飲料に溺れる女性の転落を描いたその名も「ストロングゼロ」など、孤独から逃れようと様々なものに依存する人々が主人公の5篇が収められています。

 
なお、選評は10月8日発売の『中央公論』11月号に掲載される予定です。贈賞式は10月22日、都内で関係者のみにて開催。

 

谷崎潤一郎賞について

谷崎潤一郎賞は、中央公論新社が創業80周年を記念して、1965年に創設した文学賞です。明治・大正・昭和を通じて、幅広いジャンルで活躍した谷崎潤一郎の業績にちなみ、「時代を代表する優れた小説・戯曲」を顕彰します。

受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円が授与されます。

 

アンソーシャル ディスタンス
金原 ひとみ (著)

コロナみたいな天下無双の人間になりたい――読めば返り血を浴びる作品集。パンデミックに閉塞する世の中で、生への希望だったバンドのライブ中止を知ったとき、二人は心中することを決めた。世界を拒絶した若い男女の旅を描く表題作を初め、臨界状態の魂が高アルコール飲料で暴発する「ストロングゼロ」など、あらゆる場所でいま追い詰められている人々の叫びが響き渡る。いずれも沸点越えの作品集。

 
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第57回「谷崎潤一郎賞」は、金原ひとみさんの『アンソーシャル ディスタンス』|中央公論新社

 


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