本のページ

SINCE 1991

谷口ジローさん×遠﨑史朗さん山岳マンガ『K』がヤマケイ文庫で復刻! プロ登山家・竹内洋岳さんの特別寄稿も収録

『K』(画:谷口ジローさん、作:遠﨑史朗さん)

『K』(画:谷口ジローさん、作:遠﨑史朗さん)

山と溪谷社は、長らく入手困難となっていた山岳マンガの傑作『K』(画:谷口ジローさん、作:遠﨑史朗さん)を復刻しました。

 

谷口ジローさんと遠﨑史朗さんによる山岳マンガの傑作『K』(ケイ)がヤマケイ文庫で復刻 日本人として初めて8000m峰14座全山登頂したプロ登山家・竹内洋岳さんの特別寄稿も収録

本作は、K2北壁で遭難した石油王の息子の救助譚にはじまり、プモ・リ北壁、エベレスト南西壁、マカルー西壁、そしてカイラスで遭難者の救助に挑む、国籍も名前も不明のクライマーKの物語です。

 
谷口ジローさんはヒマラヤの高峰の大きさや岩壁の高さを緻密に描写し、登山者のみならず、読む人すべてに圧倒的な山の凄まじさ、迫力を伝えます。

また遠﨑史朗さんは、主人公のKを単なるスーパーマンとして設定していません。恐怖に震えるときもある、謙虚で誠実な人間としてKを描いています。

ふたりの名匠の手による迫真のクライミング場面、そしてKが見せる数々の表情は、多くの人の心を打ってやみません。

本作品はいまから35年前、1986年に連載を開始。1988年にリイド社より単行本化されました。その後、カイラス編を追加して1993年に双葉社より再刊されました。本作は双葉社版を底本としています。

 
なお今回の復刻にあたり、特別寄稿と文庫解説を収録。特別寄稿は、8000m峰14座全山登頂を日本人として初めて成し遂げたプロ登山家・竹内洋岳さんが自らの高所救助体験を織り込んだ「”K”という未知の存在」。
文庫解説は、山岳マンガ・小説・映画評論家のGAMOさんによる「異才の人 谷口ジロー」です。
稀代の山岳マンガである本作品を「ヒマラヤ登山」と「山岳マンガ」というふたつの視点から深く掘り下げます。

 

著者プロフィール

 
■谷口ジロー(たにぐち・じろー)さん

1947年生まれ。鳥取県鳥取市に育つ。1975年に「遠い声」で第14回ビッグコミック賞佳作に入選。以後、精力的に作品を発表し続け、『「坊っちゃん」の時代』で第22回日本漫画家協会賞優秀賞、第2回手塚治虫文化賞マンガ大賞などを受賞。

『孤独のグルメ』『遥かな町へ』『神々の山嶺』ほか著作多数。海外での評価も高く、フランスをはじめ各国で多くの賞を受賞している。2017年、永眠。

 
■遠﨑史朗(とおさき・しろう)さん

1943年生まれ。山口県下関市出身。長崎市在住。登山好きの兄の影響で高校時代から山に親しみ、大学では山岳部に所属。冬の伯耆大山にも登攀した。

いったん東京で就職したのち、屋久島に移住して小杉谷中学校(現・廃校)で教師を務め、その傍ら『海上アルプス 屋久島連峰』を1967年に出版。その後、ふたたび上京し、「週刊少年ジャンプ」編集部員を経て、マンガ原作者として独立。以後、多数の連載漫画を執筆。

 

ヤマケイ文庫 K(ケイ)
谷口 ジロー (著), 遠﨑 史朗 (その他)

登攀不可能なヒマラヤの大岩壁で、遭難者の救助に挑むクライマーKの物語。

『K』に描かれた景色は、私のヒマラヤの記憶の原点だ。
―竹内洋岳(8000m峰14座全山登頂・プロ登山家)

K2北壁で遭難した石油王の息子の救助譚にはじまり、プモ・リ北壁、エベレスト南西壁、マカルー西壁、カイラスを舞台に、名匠の手による迫真のクライミング場面は、登山者のみならず読む者の心をうってやまない。

本作品は1986年にリイドコミックに掲載され、1988年にリイド社より単行本化。その後、カイラス編を追加して、1993年に双葉社より単行本化されました。

長らく入手困難でしたが、今回は8000m峰14座全山登頂を日本人で初めて成し遂げたプロ登山家・竹内洋岳による、自らの高所救助体験を織り込んだ特別寄稿と、山岳漫画評論の第一人者であるGAMOの文庫解説を加えての復刻となります。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です