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【第38回渋沢・クローデル賞】中村督さん『言論と経営』が受賞 奨励賞に淵田仁さん『ルソーと方法』

第38回(2021年度)渋沢・クローデル賞(日本側)が決定!

第38回(2021年度)渋沢・クローデル賞(日本側)が決定!

公益財団法人「日仏会館」は、日仏両国において、それぞれ相手国の文化に関してなされた若手のすぐれた研究成果に対して贈られる学術賞「第38回(2021年度)渋沢・クローデル賞(日本側)」の受賞者を発表しました。

 

第38回(2021年度)渋沢・クローデル賞(日本側)が決定!

第38回渋沢・クローデル賞の受賞者は、次の通り決定しました。なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、授賞式の開催は見送りとなりました。

 
<第38回渋沢・クローデル賞 受賞作品>

 
■本賞
中村督(なかむら・ただし)さん(南山大学国際教養学部准教授)
『言論と経営 戦後フランス社会における「知識人の雑誌」』(名古屋大学出版会)

 
■奨励賞
淵田仁(ふちだ・まさし)さん(城西大学現代政策学部助教)
『ルソーと方法』(法政大学出版局)

 
本賞を受賞した中村督さんは、1981年生まれ。2012年に東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。同年、フランス社会科学高等研究院博士課程修了。博士(歴史学)。専攻はフランス近現代史、社会史。

奨励賞を受賞した淵田仁さんは、1984年生まれ。福井県出身。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。専攻は哲学・思想史。

 
審査委員は、伊達聖伸さん、石川美子さん、川出良枝さん、三浦篤さん、中地義和さん(委員長)、重田園江さん、澤田直さん、篠田勝英さん、矢後和彦さん、山元一さん。

 
なお、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑み、日仏会館での授賞式は開催せず、受賞を記念したオンライン講演会が7月2日(金)に開催される予定です。

 

渋沢・クローデル賞とは

公益財団法人日仏会館が1984年に創立60周年を迎えたのを機に、創立者である渋沢栄一とポール・クローデルの二人を記念して、同会館と毎日新聞社との共催で、渋沢・クローデル賞が創設されました。これは日仏両国において、それぞれ相手国の文化に関してなされたすぐれた研究成果に対して贈られます。なお、2008年度より、読売新聞社が毎日新聞社に代わり共催に加わっています。在日フランス大使館が後援、渋沢栄一記念財団、帝京大学が協賛。

両国でそれぞれ1名が受賞し、受賞者には日本・フランス間往復航空券と、相手国での一ヶ月間の滞在費が贈呈されます。

 

言論と経営―戦後フランス社会における「知識人の雑誌」
中村 督 (著)

メディア企業の生き方とは――。言論によって民主主義に奉仕すると同時に、私企業として資本主義のなかで動くジャーナリズム。戦後フランスに生まれ、サルトルはじめ知識人を結集する一方、市場で稀有な成功を収めたニューズマガジンの歴史を、変容する社会とともに捉え、その思想と身体を見つめた俊英の力作。

ルソーと方法
淵田 仁 (著)

「貴方がたが神のように崇める秩序や方法は私にとって忌み嫌うべきものなのです」──啓蒙の世紀において知を知たらしめる社会的規範であった分析的方法を欺瞞として斥け、認識の原理と歴史の記述をラディカルに問い直した孤高のフィロゾーフ、ルソー。自らのエクリチュールを〈山師のやり口〉と称し、フランスの言論空間を揺るがせつづけた彼の、きわめて特異で真に哲学的な問題意識を剔出する。

 
【関連】
第38回(2021年度)渋沢・クローデル賞日本側発表 – 日仏会館

 


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