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【訃報】作家・三好徹さんが死去 『聖少女』で直木賞

直木賞作家の三好徹(みよし・とおる=本名:河上雄三)さんが4月3日、誤嚥性肺炎で死去しました。90歳。東京都出身。告別式は後日、親族で執り行います。

 
三好徹さんは、1931年生まれ。横浜高等商業学校(現・横浜国立大学)卒業。1950年に読売新聞社に入社。1959年「遠い声」で文学界新人賞次席。1966年に読売新聞を退社し、文筆活動に専念。1967年『風塵地帯』で日本推理作家協会賞、1968年『聖少女』で直木賞を受賞。社会派の推理小説、スパイ小説から時代小説、伝記小説まで幅広く活躍。1979年から1981年まで日本推理作家協会理事長。

著書に、地方支局の警察記者が主人公の「天使」シリーズ、「特捜検事」シリーズ、『光と影』『狙撃者たちの夏』『風は故郷に向かう』『野望の猟犬』『閃光の遺産』『興亡と夢』『夕陽と怒涛』『六月は真紅のバラ』『チェ・ゲバラ伝』『興亡三国志』など。

 

汚れた天使 天使シリーズ (集英社文庫)
三好徹 (著)

<私>は大新聞社の横浜支局詰め記者。三十半ばを過ぎて独身。仕事はできるがちょっとニヒルな一匹狼。事件の取材で出会った女たちには、さまざまな<天使>の素顔がある……。表題作ほか6編収録。

聖少女 (文春文庫)
三好 徹 (著)

無道徳だが、爽快な奔放さと埋められぬ空しさとをもつ少年少女を生き生きと捉えた直木賞受賞作「聖少女」のほか、「背後の影」「汚れた天使」など四篇を収録。(荻久保泰幸)

増補版 チェ・ゲバラ伝 (文春文庫)
三好 徹 (著)

世界の記憶遺産にもなった英雄。決定版伝記!

南米だけでなく、世界中で愛される英雄・ゲバラ。裕福な一族に生まれた男は、なぜ医者の道を捨て、革命に身を投じたのか?
南米アルゼンチンの裕福な家に生まれ、医師になるも、貧困と圧制と腐敗の覆う現実を憂い、キューバ革命へと身を投じたチェ・ゲバラ。彼はどのように生き、そして死んだのか。その情熱と友情。遺した言葉は「ユネスコ世界記憶遺産」にも登録され、いまなお全世界で語られる伝説の男、ゲバラを描いた不朽の傑作評伝、増補版。
南米アルゼンチンの裕福な家に生まれたゲバラは、貧困と圧制と腐敗の覆う現実を目のあたりにし、医師となった後キューバ革命へと身を投じました。しかも革命成功後も政府の大臣の座を捨てて、一ゲリラ戦士に立ち帰り、最期はボリビアの寒村で迎えます。何が彼を駆り立てたのか? 遺した言葉は「ユネスコ世界記憶遺産」にも登録され、いまなお全世界で語られる伝説の男、チェ・ゲバラを描いた、三好徹さんの不朽の傑作評伝。最近判明した事実も盛り込んだ増補版です。

 


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