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フライヤーが法人向け研修・学習プログラムを開発 ビジネス書の要約を人材育成に活用

「フライヤー」サービス画面イメージ

「フライヤー」サービス画面イメージ

書籍の要約文をアプリで配信する株式会社フライヤーは、「ビジネス書の要約」を取り入れた法人向けオンライン研修・学習プログラム「スクール(仮)」を開発し、今秋を目途にサービスを開始します。

 

法人向け研修・学習プログラムを開発、今秋サービス開始

フライヤー社が提供する要約サービスは昨今、「人材育成に役立つ」と企業の人事部や教育研修部から好評を博しており、これまでの個人利用に加えて需要が拡大しています。実際に法人プランの契約社数は2年前の3倍弱の増加率で、急成長しています。

 
今回サービスを開始する「スクール(仮)」は、「ビジネス書の要約」を起点とした研修・学習プログラムです。

「コミュニケーション力」や「チームワーク」「問題解決力」などの多様なカテゴリで役立つビジネス書を選書し、各書籍が伝えている内容を「問い」の形式で用意。要約を1冊読み終えるごとに「問い」が表示され、それに対して社員が答えていくというものです。

 
1冊の要約を読んで問いに答えるまで10分程度で完了するので、社員は気軽にいつでも、スキマ時間を活用しながら取り組めます。

カリキュラムはキャリアに合わせて4段階の難易度を用意。それぞれのレベルで、「コミュニケーション力」「チームワーク」「問題解決力」といった多様なステップが踏めるようになっています。

人事とテクノロジーを掛け合わせたHRテック分野において、社員ごとに最適化した学習・研修の必要性はより一層高まると考えられ、そうしたニーズに応えられるサービスとして提供します。

 
なお、フライヤー社は4月7日(水)~4月9日(金)に東京ビッグサイトで開催される第9回HR EXPOに出展します。読書プログラム「スクール(仮)」についても紹介します。

 

法人契約好調、コロナ禍で会員数25%超増、22年に契約社数500社へ

フライヤー社の法人プランの契約社数は2年前の3倍弱の増加率で、急成長しています。特に新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年3~8月で、同会員数は25%を越える勢いで増加しています。

 
累計契約社数は2021年2月時点で250社を突破。今後は法人営業部隊を増員しながら、2022年に同契約社数を500社まで引き上げる目標です。法人ビジネスを今後の成長ドライバーに据えて、個人会員と合わせた累計会員数を、現在の78万人(2021.3)から同年内に120万人まで増やしたい考えです。

 
好調の背景に、人材育成の「非対面化」があります。テレワークが浸透する中、対面での職場内訓練(OJT)が難しくなり、各社の人事部や教育研修部は対応を迫られています。本質的な人材育成になる読書をネット上で提供できる手段として、企業からの関心が高まっています。

 
法人プランでは企業側に、管理者ページを用意しています。自社の業界や業種にふさわしい書籍を社員に推薦する機能や、推薦書籍に対して社長や上司の推薦者名を添える機能などを実装しています。料金は、2万円(税抜)からで、利用者数に応じて設定しています。法人会員は、個人向けの「ゴールドプラン」(税抜2000円)と同じく、サイトに公開している約2400冊の要約文全てが、読み放題となります。

 
導入企業の傾向として、メガバンクを含む金融系や生命保険大手からの引き合いが特に強く、大口契約が増えています。

 

フライヤーについて

(株)フライヤーは、ビジネス書籍の要約文章をアプリやサイトで手軽に閲覧できる「flier(フライヤー)」を運営する、ITベンチャー(2013年6月設立)です。「読む時間がなかなかとれないが、話題のビジネス書の大筋は理解しておきたい」「本が多過ぎてどれを読めばいいのか分からない」。そんな忙しい現代のビジネスパーソンの悩みを解決すべく、新刊や話題のベストセラー、名著のビジネス書の要約を提供するサービスを展開しています。

 
最大の特長は「書評(レビュー)」ではなく「要約」である点です。書き手の主観が入る書評とは異なり、著者の主張や論理(重要ポイントや全体像)を忠実にまとめ、読者に伝えます。書評でないため、出版社と著者から要約の許可を得る必要があります。両者には要約した記事そのものの確認もお願いしており、高品質なサービスを提供しています。

要約の文字量は4000字ほどで、通常は読破するのに4~8時間かかる1冊のビジネス書を、わずか10分程度で読める工夫をしています。
要約記事は自社の編集部員に加えて、経験豊富な外部ライター約50人(数々のヒット作を手掛けたライターや、出版社の元編集者、新聞記者、経営コンサルタント、歴史研究家など)が、分かりやすくまとめます。

「フライヤー」には、新刊(9割)を中心に、毎日1冊の要約文をアップしています。現在は2400冊超(2021.3)を掲載しており、17種のカテゴリやキーワード検索で、自分に合った本を探せます。

 
出版社と著者から、「要約は、書籍の話題づくりや購買につながる」と、高い評価を得るまでに成長しています。

利用者は、通勤時や休憩時間といったすきま時間を有効活用し、効率よくビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンのほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。また、AIの音声読み上げ機能や、ユーザー同士で要約から得た学びを情報交換(シェア)するSNSサービスなど、新たな施策も好調です。

要約書籍の冊数増とともに、累計会員数もサービス開始から右肩上がりとなっており、同会員数は現在(2020年11月時点)73万人を突破しています。

★URL:https://www.flierinc.com

 


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