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【第51回講談社絵本賞】文・竹下文子さん、絵・町田尚子さん『なまえのないねこ』が受賞

第51回講談社絵本賞の受賞作が決定!

第51回講談社絵本賞の受賞作が決定!

講談社は11月6日、第51回講談社絵本賞の受賞作を発表しました。

 

第51回講談社絵本賞の受賞作が決定!

第51回講談社絵本賞の受賞作品は次の通りです。

 
<第51回講談社絵本賞 受賞作品>

文:竹下文子(たけした・ふみこ)さん/絵:町田尚子(まちだ・なおこ)さん
『なまえのないねこ』(小峰書店)

 
受賞作の『なまえのないねこ』は、商店街で暮らす1ぴきの野良猫が八百屋や書店、パン屋などの猫が持つ「名前」に憧れ、自分の名前を探す物語です。野良猫が見つけた「ほんとうに欲しかったもの」はなんなのか?子どもも大人も、一緒に楽しめる一冊です。なお、同作は昨年9月に第3回未来屋えほん大賞を受賞し、12月には「第12回MOE絵本屋さん大賞2019」で1位に輝いています。また、今年7月には第25回日本絵本賞の「日本絵本賞」も受賞しています。

 
受賞者の竹下文子さんと町田尚子さんには、賞状と記念品および副賞として100万円が贈られます。

選考委員は、きたやまようこさん、高畠純さん、武田美穂さん、長谷川義史さん、もとしたいづみさん。

 

講談社絵本賞について

「講談社絵本賞」は、2018年まで開催されていた講談社出版文化賞の一部門「絵本賞」を引き継ぎ、絵本において新分野を開拓し、質的向上に寄与した優秀な作品に対して贈呈される絵本賞です。

 
なお、講談社出版文化賞は、1970年(昭和45年)に講談社が創業60周年記念事業の一環として創設。さしえ賞(挿絵)、写真賞(写真)、ブックデザイン賞(装幀)、絵本賞(絵本)の4部門で構成されていました。
4部門のうち、写真賞・さしえ賞・ブックデザイン賞については、2018年度で終了となり、絵本賞は「講談社絵本賞」と改称し、引き続き単独で運営されることとなりました。

 

なまえのないねこ
竹下文子 (著), 町田尚子 (イラスト)

商店街で暮らす1ぴきの野良猫は、八百屋や書店、パン屋、蕎麦屋、喫茶店などの飼い猫たちが、みんな持っている「名前」に憧れている。
ある日、お寺の猫に「自分で好きな名前をつければいいじゃない」と言われ、名前を探すことに。
街をさまよいながら名前を探す野良猫が見つけた「ほんとうに欲しかったもの」とは?
愛猫家で猫が主人公の作品を多く発表している作家と、同じく愛猫家で猫の絵が人気の画家による猫愛に溢れた絵本。

 
【関連】
2020年度 第51回「講談社絵本賞」決定のお知らせ〔PDF〕

 


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