深緑野分さん『この本を盗む者は』カバーデザイン完成! PV公開&特設サイトオープンも
KADOKAWAは、深緑野さんの最新小説『この本を盗む者は』(10月8日発売)のPVを公開しました。なお、同書の装画は、装丁を担当するデザイナー・鈴木成一さんによる装画コンペで、宮崎ひかりさんの作品に決定し、そのカバーデザインも完成しました。
また、書店と書庫が集まる「読長町(よむながまち)」の地図も掲載された特設サイト(https://kadobun.jp/special/konohon/)がオープン。本書に関するニュースも随時アップされます。
本泥棒と2人の少女の物語『この本を盗む者は』について
「呪われて、読む。そして書く――私たちは!」
――森見登美彦さん
【STORY】
「ああ、読まなければよかった!これだから本は嫌いなのに!」
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。
ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。
“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”
本の呪い(ブックカース)が発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は、私立探偵が拳銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。
「それは、深冬ちゃんが“今読むべき本に呼ばれた”んじゃないのかな」
★文芸WEBマガジン「カドブン」で本書の冒頭部分を公開中!:https://kadobun.jp/trial/303.html
著者プロフィール
著者の深緑野分(ふかみどり・のわき)さんは、1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。2013年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。
2015年に刊行した長編小説『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、2016年本屋大賞7位、第18回大藪春彦賞候補。2018年刊行の『ベルリンは晴れているか』では第9回Twitter文学賞国内編第1位、2019年本屋大賞第3位、第160回直木賞候補、第21回大藪春彦賞候補となった。
この本を盗む者は 深緑 野分 (著) 『ベルリンは晴れているか』の著者が描く、本泥棒と2人の少女の物語。 ※電子書籍版には特典として、カバーイラストコンペ応募作品のイラストギャラリーを収録しています。 |
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