【第28回萩原朔太郎賞】マーサ・ナカムラさん『雨をよぶ灯台』が受賞
前橋市は9月2日、第28回萩原朔太郎賞の受賞作を発表しました。
第28回萩原朔太郎賞が決定!
第28回萩原朔太郎賞の選考会が9月2日、前橋文学館で開催され、次の通り受賞作が決定しました。
<第28回萩原朔太郎賞 受賞作品>
マーサ・ナカムラさん
『雨をよぶ灯台』(思潮社)
受賞者のマーサ・ナカムラさんは、1990年生まれ。埼玉県出身。早稲田大学文化構想学部卒業。会社員。2016年に現代詩手帖賞、2018年『狸の匣』で中原中也賞を受賞。
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ナカムラさんには、正賞として萩原朔太郎像(ブロンズ像)、副賞として100万円が贈られます。贈呈式と記念講演などは10月31日(土)に前橋文学館で開催(予定)。
選考委員は佐々木幹郎さん(詩人)、建畠晢さん(詩人・美術評論家)、松浦寿輝さん(詩人・小説家・東京大学名誉教授)、三浦雅士さん(文芸評論家)、吉増剛造さん(詩人)。
選評は、文芸誌『新潮』11月号に掲載されます。
萩原朔太郎賞について
萩原朔太郎賞は、前橋市が市制施行100周年を記念して、平成4年(1992年)に制定されました。前橋市と萩原朔太郎賞の会が主催。
前橋出身で、口語自由詩を確立し日本近代詩に大きな足跡を残した詩人・萩原朔太郎の業績を永く顕彰し、日本文化の発展に寄与するとともに、市民文化の向上に資することを目的とした賞で、現代詩における最も優れた作品に贈られます。毎年8月1日から翌年7月31日までに発表された作品を対象とします。
雨をよぶ灯台 新装版 マーサ・ナカムラ (著) あの優しい男は 私が家で泣いているときに カーテンの隙間から 星明りと一緒に差し込む白い顔の男である(「御祝儀」) |
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