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【第31回萩原朔太郎賞】杉本真維子さん『皆神山』が受賞

前橋市は、現代詩における最も優れた作品に贈る「第31回萩原朔太郎賞」の受賞作を発表しました。

 

第31回萩原朔太郎賞が決定!

第31回萩原朔太郎賞の選考会が9月1日、前橋文学館で開催され、次の通り受賞作が決定しました。

 
<第31回萩原朔太郎賞 受賞作品>

杉本真維子(すぎもと・まいこ)さん
『皆神山』(思潮社)

 
受賞者の杉本真維子さんは、1973年生まれ、長野県長野市出身。学習院大学文学部哲学科卒業。2002年に第40回現代詩手帖賞、2008年『袖口の動物』で第58回H氏賞、2015年『裾花』で第45回高見順賞を受賞。

杉本さんには、正賞として萩原朔太郎像(ブロンズ像)、副賞として100万円が贈られます。

 
選考委員は佐々木幹郎さん(詩人)、建畠晢さん(詩人・美術評論家)、日和聡子さん(詩人)、松浦寿輝さん(詩人・小説家・東京大学名誉教授)、三浦雅士さん(文芸評論家)。
選評は、文芸誌『新潮』11月号に掲載されます。

 

萩原朔太郎賞について

萩原朔太郎賞は、前橋市が市制施行100周年を記念して、平成4年(1992年)に制定されました。前橋市と萩原朔太郎賞の会が主催。

前橋出身で、口語自由詩を確立し日本近代詩に大きな足跡を残した詩人・萩原朔太郎の業績を永く顕彰し、日本文化の発展に寄与するとともに、市民文化の向上に資することを目的とした賞で、現代詩における最も優れた作品に贈られます。毎年8月1日から翌年7月31日までに発表された作品を対象とします。

 

皆神山
杉本真維子 (著)

にんげんの淵に立つ、裸型の発語。
詩でしか在りえないものを、ことばの歩行と跳躍がいっしんに指す。
未聞の新展開、24篇。

 
【関連】
第31回萩原朔太郎賞受賞作品が決定!|前橋文学館

 


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